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  • 子供と公園で走らせたい。LDR/Cのロードスターにグリップタイヤを履かせるまで

    子供と公園で走らせたい。LDR/Cのロードスターにグリップタイヤを履かせるまで

    LDR/Cのロードスター、LD1804 V4 Miataにグリップタイヤを履かせました。

    もともとの目的は、子供と一緒に近所の公園で走らせること。小さなロードスターを持ち出して、気軽にラジコンを楽しみたかったんです。

    ところが、実際に外で走らせてみると、標準のドリフトタイヤではなかなか難しい。ツルツル滑るうえに、タイヤが硬く、路面の凹凸で車体が跳ねてしまいます。かなりバンピーで、思っていたようには走らせられませんでした。

    そこで始まったのが、このロードスターに履かせられるゴムタイヤ探しです。今回はChatGPTにもリアルタイムで相談しながら、手元の車体と候補の部品を見比べていきました。

    70192を履かせたロードスターの前輪と赤いフェンダー
    先に完成した姿を。純正ホイールに70192を履かせたところ。見た目も気に入りました。

    見た目は気に入っている。だから、外で楽しく走らせたい

    このロードスターは、見た目がなかなか良いんです。プラモデルのような雰囲気があって、眺めていても楽しい。小さな実車の模型が、そのまま走ってくれるような魅力があります。

    僕は最近、1/14〜1/18くらいの取り回しの良さが気に入っています。気軽に遊ぶときは小さいラジコン、時間と場所を確保してしっかり遊ぶときは1/10。そんな使い分けができそうです。

    このロードスターも、子供と近所で気軽に遊べる1台にしたい。そのために、まずタイヤを何とかすることにしました。

    ChatGPTと相談しながら、現物を確かめる

    車体や候補の商品の写真を見せたり、実際に測った寸法を伝えたりしながら、使えそうなものを絞っていきます。

    最初は、少し外径の大きいタイヤも良さそうだと思っていました。止まっている状態で見ると、ホイールアーチの中には結構余裕がありそうだったからです。

    ところが、サスペンションをいっぱいまで沈めてみると、思っていたほど余裕がありません。その結果も、その場でChatGPTに伝えました。

    「余裕あると思ったけど、フルボトムしたら無かった」

    普通に置いてあるときには空いていても、車体が沈むとタイヤとボディが近づく。写真を見ながら相談しつつ、最後は手元で動かして確かめる。この繰り返しで進めていきました。

    「ミニ四駆のタイヤとか付かないかな」

    そこで僕から出したのが、ミニ四駆のタイヤを流用する案でした。

    「ミニ四駆のタイヤとか付かないかな」

    純正ホイールの直径は、実測で26mm。ホイールをそのまま使い、タイヤだけゴムに替えられれば、取り付け部分の違いに悩まずに済みます。

    ミニ四駆の部品なら、ホームセンターなどでも探せそうです。候補の写真を見せて相談しながら、タイヤの大きさや厚みを見比べていきました。

    その中でたどり着いたのが、タミヤ「楽しい工作シリーズ」のスリックタイヤセット(31mm径)、品番70192です。最初の発想はミニ四駆用タイヤの流用でしたが、実際に履かせたのは工作用のタイヤでした。タミヤ公式の商品情報

    店頭で見つけたパッケージを撮って、「こんなのも」と送ってみました。商品名だけで探すより、目の前の候補を見せながら相談できるのが便利です。

    店頭で見つけたタミヤ70192の写真を「こんなのも」と送ったチャット画面
    店頭で見つけて、その場で相談。価格は当時の画面表示です。

    その時点では、候補に挙がっていたミニ四駆用の15511と、工作用の70192の両方を試してみようと考えていました。

    「両方試してみよう」に対して装着時の確認項目を相談したチャット画面
    「両方試してみよう」。装着前に、確認するポイントを相談。

    70192を履かせたら、見た目も良かった

    実際に履かせてみると、見た目が良い。タイヤを替えてもロードスターの雰囲気を楽しめる仕上がりで、まずは満足です。

    70192装着後の前輪を車体の裏側から確認
    70192を装着し、裏側からも確認。タイヤと足まわりの位置関係を見ていきます。

    写真と一緒に、ChatGPTへ報告しました。

    70192を装着した写真と「70192見た目よし」という報告のチャット画面
    装着してすぐ写真で報告。「70192見た目よし」。

    固定方法についても相談しました。最初は、薄い両面テープを使うことを考えていました。

    店頭で検討した厚さ0.10mm、幅5mmの両面テープ
    固定用の候補として相談した薄い両面テープ。今回はまず、テープを使わずに試すことにしました。

    ただ、実際にはめてみると、ゴムタイヤは思ったよりしっかりホイールに付いています。そこで、まずは両面テープなしで走らせてみることにしました。

    家の周りで試走。これは鬼グリップ

    新しいタイヤでの走行動画は、まだ撮れていません。ただ、家の周りでは実際に走らせてみました。

    感想をひと言でいうと、鬼グリップです。

    最初に硬いドリフトタイヤで走らせたときとは、グリップの印象が大きく変わりました。ゴムタイヤに替えた効果は、家の周りでの試走でもはっきり感じられます。

    今回確認できたのは、まずこのグリップ感。もともと困っていた公園の路面での跳ね方がどれくらい変わるかは、同じ場所へ持ち出したときに確かめたいところです。

    子供と気軽に楽しめるロードスターへ

    気に入った見た目のラジコンを、自分たちが遊ぶ場所に合わせて少し工夫する。今回のタイヤ交換は、そんな楽しみ方になりました。

    小さいラジコンは取り回しが良い一方で、交換部品を探すと、1/10ほど選択肢が多くないと感じます。その中で、別の用途のタイヤがうまくはまったのは面白い発見でした。

    AIと相談して候補を探し、手元の実物で試して、その結果をまた伝える。一人で部品を探しているのですが、途中経過を話せる相手がいる。こういう工作の相談にも、AIはなかなか面白い使い方ができると感じました。

    まずは、グリップタイヤを履かせて、家の周りでしっかり食うところまで確認できました。次は子供と公園へ。この小さなロードスターで、もっと気軽に走って遊べそうです。

     
  • TT-02デルタのタイヤが当たる。原因を探るためにもう1台買ったら、NSXにぴったりだった

    TT-02デルタのタイヤが当たる。原因を探るためにもう1台買ったら、NSXにぴったりだった

    ランチア・デルタを走らせていると、ステアリングを切ったときやサスペンションが動いたときに、タイヤがボディへ当たることがあります。

    ずっと当たり続けるわけではありません。でも、走らせていて「今、擦ったな」と分かることがある。

    原因はデルタのボディなのか、タイヤなのか。それとも、中古で買ったときから手が入っていたTT-02シャーシとの組み合わせなのか。

    比べる相手がいないと分からないので、標準に近い完成済みTT-02をもう1台、7,500円で買うことにしました。

    ここまでは、タイヤ干渉の原因を調べるための、わりと筋の通った買い物です。

    ところが、そのシャーシが届く前にホンダNSXへ一目惚れしてしまいました。

    そして届いた比較用TT-02へNSXのボディを載せてみると、これが驚くほどぴったり。

    今回は、デルタの問題を調べるために買ったシャーシが、なぜかNSX用として落ち着くまでの話です。

    ランチア・デルタのTT-02を横から見た状態

    タイヤ干渉が気になっているランチア・デルタ。中古で購入したTT-02には、切れ角とサスペンションストロークを増やす加工が施されていました。

    デルタを走らせると、タイヤがボディへ当たる

    このランチア・デルタのTT-02は、中古で購入したものです。

    購入した時点ですでに、ステアリングの切れ角を増やす加工と、サスペンションストロークを増やす加工が施されていました。

    ステアリングの切れ角が増えれば、前輪は純正に近い状態よりも大きく向きを変えられます。サスペンションストロークが増えれば、路面の凹凸に合わせてタイヤが上下へ動ける範囲も広がります。

    どちらも走らせ方によっては嬉しい変更です。ラリーカーらしく少し荒れた路面を走るなら、よく動く足まわりは頼もしい。

    ただ、動く範囲が広くなれば、タイヤがボディへ近づく場面も増えます。

    ステアリングを切ると、前輪はその場で向きを変えるだけではありません。タイヤの前端と後端が円を描くように動きます。そこへサスペンションの上下動が重なると、まっすぐ静止しているときには余裕があっても、走行中だけタイヤとホイールアーチの内側が近づくことがあります。

    ランチア・デルタのTT-02フロントまわり

    静止状態では問題がなさそうに見えても、操舵とサスペンションの動きが重なるとタイヤの通る範囲は広がります。

    加工済みシャーシだけが原因とは限らない

    では、切れ角とストロークを増やした加工が原因なのか。

    現時点では、そこまでは断定できません。

    タイヤとボディの干渉には、いくつもの条件が関係します。

    • タイヤの直径と幅
    • ホイールのオフセット
    • ボディを載せる高さ
    • ホイールアーチとタイヤの前後位置
    • ステアリングの最大切れ角
    • サスペンションが沈み込む量

    デルタのボディ形状やラリータイヤの大きさが主な理由かもしれません。ボディの取付位置や高さが影響している可能性もあります。もちろん、切れ角とストロークを増やしたシャーシとの組み合わせで干渉しやすくなっていることも考えられます。

    しかし、比較する車体がないままでは、どれも「ありそう」で終わってしまいます。

    デルタ用TT-02のダンパー周辺

    デルタ用TT-02の足まわり。よく動くように手が入っていますが、干渉の原因をここだけに決めつけることはできません。

    原因を比べるため、完成済みTT-02を7,500円で購入

    そこで、比較用として標準に近いTT-02を1台用意することにしました。

    購入したのは、すでに組み上がっている完成済みのシャーシ。価格は7,500円です。

    同じTT-02がもう1台あれば、デルタに使っているカスタム済みシャーシと並べられます。同じボディやタイヤを使って条件をそろえ、切れ角や足の動きを一つずつ比べれば、原因を切り分けやすくなるはずです。

    僕としては、あくまで検証用の買い物でした。

    「原因を調べるために必要だから」

    ちゃんと理由があります。

    大人の趣味で物が増えるときは、だいたいその瞬間ごとには、ちゃんと理由があるものです。

    2台のTT-02シャーシを上から並べて比較

    左が比較用に購入した完成済みTT-02、右がデルタに使っているカスタム済みTT-02。同じTT-02でも、タイヤやボディポスト、足まわりの違いがよく分かります。

    その頃、タイレルP34を買っていた

    話は少し横へそれます。

    比較用TT-02を注文したちょうどその頃、僕はタミヤのタイレルP34も購入していました。

    6輪のF1。あの独特な姿を自分で組み立てられると思うだけで楽しい。

    ただ、箱を眺めながら別の疑問も浮かびました。

    「こんなに車高の低いF1を、普段どこで走らせればいいんだろう?」

    いつも遊んでいるバギーやラリーカーなら、多少の段差や砂、小石がある場所でも走らせられます。しかしF1は明らかに路面を選びます。

    せっかく組み立てても、走らせられる場所がなければ寂しい。

    そこで考えたのがツーリングカーでした。

    同じオンロードカーでも、ツーリングカーならF1より少し気軽に持ち出せる。もちろん平らな舗装路が向いていますが、走らせる場所の選択肢は増えそうです。

    もう一つ考えたことがあります。

    タイレルを息子と一緒に走らせに行ったとき、僕がタイレルを走らせている間、息子は何を走らせるのか。

    せっかくなら、親子でオンロードカーを並べて走らせても面白い。

    そんなことを考えながら、Amazonを見ていました。

    塗装済みのホンダNSXに一目惚れ

    そこで見つけたのが、塗装済みのホンダNSXボディでした。

    格好いい。

    完全に一目惚れです。

    タイレルと一緒に走らせるツーリングカーを探していたはずなのですが、その瞬間には、ほとんどNSXしか見えていません。

    しかも、その商品には未組立のTT-02シャーシが付属しています。ボディだけではなく、組み立てれば1台完成するセットです。

    タミヤHonda NSXレーシングのTT-02キット

    購入したタミヤのHonda NSXレーシング。ボディは塗装済みですが、TT-02シャーシはこれから組み立てるキットです。

    これなら息子とオンロードを走らせられる。

    そう考えて購入しました。

    ただし、当然ながら付属のTT-02は未組立です。NSXを走らせるには、まずシャーシを一から組み立てなければなりません。

    タイレルもこれから組み立てる。NSXのTT-02も組み立てる。

    楽しい作業ではありますが、走らせられるのはもう少し先になりそうです。

    そのとき、気づきました。

    「待てよ。デルタの比較用に、完成済みTT-02を注文している。それをNSXに使えば、先に走らせられるじゃん!」

    検証用のシャーシが、まだ届いてもいないうちから別の仕事を任されました。

    届いたTT-02をデルタ用と並べてみる

    やがて、7,500円で購入した完成済みTT-02が到着しました。

    さっそくデルタに使っているTT-02と並べます。

    同じTT-02でも、見比べると違いがあります。

    まず目につくのがボディポストです。ボディを支える柱で、位置や突き出し量によってボディの高さが決まります。

    ダンパーまわりも同じではありません。デルタ側にはCVAオイルダンパーが付き、サスペンションの動く量を増やす方向に手が入っています。今回届いたシャーシは、より簡素で短いダンパーを使った低い姿勢です。

    一方、今回届いたシャーシは、低い乗用車型のボディを載せるツーリングカーとして使いやすそうな姿勢になっていました。

    ここで言えるのは、あくまで実物を並べて見えた範囲です。ダンパー内部のオイルやスプリングの硬さ、ギヤ比など、外から確認できない仕様までは分かりません。

    2台のTT-02のダンパーとボディポストを比較

    左が今回届いたTT-02、右がデルタ用TT-02。新しいシャーシは短いボディポストと低い足まわり、デルタ側は長いポストと大径のラリータイヤが目立ちます。写真で確認できないダンパー内部やギヤ比までは判断していません。

    タイヤとホイールを付けたら、さらに期待が高まる

    届いたシャーシへ、NSXに使うタイヤとホイールを取り付けました。

    これだけでも、すでにツーリングカーらしい雰囲気です。

    シャーシ単体で届いたときには「比較用のTT-02」でしたが、タイヤを付けた途端に「NSXの中身」に見えてきます。

    こういう瞬間が楽しい。

    まだボディを固定していないのに、机の上で何度も眺めてしまいます。

    NSX用タイヤとホイールを取り付けたTT-02

    NSX用のタイヤとホイールを装着。シャーシ単体だったときより、ぐっとツーリングカーらしく見えてきました。

    実際に平らな場所で測ると、シャーシ下面の最低地上高はおよそ14mm。デルタ用の車体とは、数字の上でも立ち姿が違います。

    NSX用タイヤ装着時のTT-02最低地上高

    NSX用タイヤを付けた状態では、シャーシ下面の最低地上高はおよそ14mmでした。

    NSXを載せたら、想像以上にぴったりだった

    そして、いよいよNSXのボディを載せてみます。

    ぴったりでした。

    まず、ホイールアーチの中へタイヤがきれいに収まります。前後とも、タイヤの位置が不自然に寄って見えません。

    ボディの高さもいい。低すぎてタイヤへ覆いかぶさる感じもなく、高すぎて腰高に見える感じもありません。

    ボディポストも都合のよい位置にあり、全体の姿勢がすっと決まりました。

    前から見ても、横から見ても、後ろから見ても、ちゃんとNSXらしい低く構えた姿になっています。

    完成済みTT-02へHonda NSXボディを載せた状態

    比較用として買ったTT-02へNSXを仮載せ。ホイールアーチ、ボディ高、ボディポスト、全体の姿勢がきれいにまとまりました。写真ではボディ下端の余白を最終カットする前の状態です。

    NSXのフロントホイールアーチとタイヤ位置

    フロントのホイールアーチとタイヤ位置。タイヤの中心がアーチの中央付近へ自然に収まっています。

    NSXのリアホイールアーチとタイヤ位置

    リア側もホイールアーチとタイヤの前後位置がよく、全体の姿勢を崩していません。

    Honda NSXボディを後方から見た状態

    後ろから見ると、低く幅広いNSXらしい姿勢がよく分かります。黒いリアディフューザーも印象的です。

    デルタのタイヤ干渉を調べるために買ったシャーシです。

    ところが実際に届いてみると、ツーリングカーとして使いやすい立ち姿で、ボディポストもNSXに合わせやすい。そこへタイヤとホイールを付けてボディを載せたら、まるで最初からNSX用に選んだように収まりました。

    もちろん、そんなつもりで買ったわけではありません。

    ただ、ラジコンをいじっていると、ときどきこういう偶然があります。

    別の問題を解決するために用意した部品が、思いがけず新しい一台へつながる。

    予定どおりではない。でも、予定どおりではないから面白い。

    NSXを載せた瞬間は、今回の遠回りが全部つながったようで、かなり気持ちのいい瞬間でした。

    デルタの干渉問題は、まだ終わっていない

    NSXがきれいに載ったからといって、デルタのタイヤ干渉の原因が分かったわけではありません。

    そこは、これから改めて検証します。

    比較するときは、できるだけ条件をそろえる必要があります。同じデルタのボディと同じタイヤを使い、ボディの高さも合わせる。そのうえで、まずステアリングだけを切る。次にサスペンションだけを沈める。最後に、操舵と沈み込みが同時に起きた状態を見る。

    一度に全部を変えると、何が効いたのか分からなくなります。一つずつ比べれば、ボディやタイヤ側の条件なのか、切れ角やストロークを増やしたシャーシとの組み合わせなのか、少しずつ絞り込めるはずです。

    そして、未組立のTT-02が1台残った

    今回の流れを整理します。

    デルタのタイヤが当たった。

    原因を比べるため、完成済みTT-02を買った。

    その頃、タイレルP34を買った。

    タイレルをどこで走らせるか考えた。

    息子と一緒に走らせるオンロードカーが欲しくなった。

    NSXに一目惚れした。

    完成済みTT-02へ載せたら、驚くほどぴったりだった。

    どの買い物にも、そのときはちゃんと理由がありました。

    そして今、NSXには完成済みTT-02が収まり、NSXに付属してきた未組立のTT-02が1台残っています。

    問題を解決するためにシャーシを買ったはずなのに、なぜかシャーシが余る方向に進んでいる。

    大人の放課後は、だいたいこんな感じです。

  • ワッシャー1枚を探してYOYOHOBBYで1万円分注文。肝心のワッシャーは手に入らなかった

    ワッシャー1枚を探してYOYOHOBBYで1万円分注文。肝心のワッシャーは手に入らなかった

    前回、MJX HYPER GO 14302をダートで走らせたところ、小石がステアリング機構に噛み込み、操舵できなくなるトラブルに見舞われました。

    原因を探すために車体を分解し、最後に見つけたのは小さな石。

    そこで、シャーシ内部への砂や小石の侵入を少しでも減らそうと、Amazonでダストカバーを購入しました。

    これで一件落着。

    ……とは、なりませんでした。

    次に僕を困らせたのは、小石よりさらに小さな部品です。

    ひとつの樹脂ワッシャーを探し始めたはずが、初めて利用するRCショップで9アイテム、合計10,459円を注文することになりました。

    しかも、届いた荷物の中に、肝心のワッシャーはありませんでした。

    先に書いておくと、これは注文品の不足という話ではありません。商品画像に写っていたリング状の部品を見て、「ワッシャーも付属する」と僕が早合点したのです(笑)。

    今回は、その少し遠回りな買い物の話です。

    今度は小さな樹脂ワッシャーをなくした

    HYPER GO 14302のホイールまわりを触っていたときのこと。

    使われていた小さな樹脂製のを、ひとつなくしてしまいました。

    床を探しました。

    机のまわりも探しました。

    でも、見つからない。

    ラジコンを分解していると、小さなネジやワッシャーが、ふとした拍子にどこかへ消えることがあります。

    あれ、本当にどこへ行くんでしょうね(笑)。

    14302で使われていたのは、普段なら存在すら意識しないような数ミリの部品です。それでも、なくしてしまえば困ります。

    仕方がないので、交換部品を探すことにしました。

    MJXの細かな補修部品を探してYOYOHOBBYへ

    14302の補修部品を探していて見つけたのが、YOYOHOBBYでした。

    サイトを見ると、MJXのパーツがかなり細かく掲載されています。

    完成車や大きな部品一式だけではありません。

    やシャフトなど、

    「こんな細かいものまで売っているんだ」

    と思うような補修部品まで見つかります。

    Amazonで完成済みの14302を買ったときには、ここまで細かな部品を探すことになるとは思っていませんでした。

    でも、これは嬉しい発見でもありました。

    HYPER GOは、何かあったら車ごと買い替えるだけのラジコンではない。部品を交換しながら遊び続けられそうです。

    小さいけれど、ちゃんとホビーRCなんだなと感じました。

    商品画像を見ると……ワッシャーらしきものがある

    YOYOHOBBYで14302に使えそうなパーツを探していると、「MJX 14304 高速ドリフトカー用 TPRタイヤ 2個セット」を見つけました。

    は、ゴムのような弾力を持つ素材です。

    14304用という表記でしたが、手元の14302に付いているタイヤと見比べると同じものに見えました。消耗したときのスペアとして持っておいてもよさそうです。

    購入時の価格は、2個セットで772円でした。

    そして商品画像をよく見ると、タイヤの下に小さなリング状の部品が2枚描かれています。

    「これ、なくしたワッシャーじゃない?」

    そう思いました。

    スペアタイヤも確保できる。

    そして、なくしたワッシャーも手に入る。

    ちょうどいいじゃないか。

    ということで、スペアも兼ねて、このタイヤセットを2セット注文することにしました。届くタイヤは合計4本です。

    ただし、ここは大事なところです。

    商品名と説明に書かれていたのは、あくまで「TPRタイヤ2個セット」。ワッシャーが付属するという記載を、僕は確認していませんでした。

    画像に描かれたリング状の部品を見て、「これも入っているはず」と思い込んだわけです。

    YOYOHOBBYのMJX 14304用TPRタイヤ商品ページ
    購入時の商品ページ。画像にはリング状の部品が2枚描かれていますが、商品名と説明は「TPRタイヤ2個セット」でした。

    「どうせ注文するなら」が始まった

    ところが、せっかくYOYOHOBBYを見つけたので、ほかのパーツも気になります。

    六角ハブ。

    六角ハブ用のスチールシャフト。

    の冷却ファン。

    マグネット式のボディカバー改造キット。

    さらに、ジャイロ付きのや、別のRCカーに使うESCまでカートへ入っていきます。

    今後使いそうなものを見ていると、

    「どうせ注文するなら、これも一緒に……」

    が始まります。

    ラジコンをやっている人なら、この感覚は分かってもらえるんじゃないでしょうか(笑)。

    結局、注文したのは9アイテム。

    注文日は、2026年7月16日です。

    合計金額は、

    10,459円。

    そもそもの始まりは、小さな樹脂ワッシャーひとつです。

    ずいぶん大げさな買い物になってきました。

    YOYOHOBBYで注文したMJXパーツなどの注文画面上部
    六角ハブ、シャフト、受信機、冷却ファン、TPRタイヤなどを注文。購入履歴では9アイテム、合計10,459円です。
    YOYOHOBBYで注文した商品の注文画面下部
    別のRCカー用ESCやマグネット式ボディカバー改造キットも含め、注文は1万円を超えました。

    注文後、YOYOHOBBYから日本語で連絡が来た

    注文後、YOYOHOBBYからメールが届きました。

    注文したMJX純正パーツについて、

    「現在メーカーに在庫がなく、取り寄せ・入荷まで約1か月かかる」

    という連絡です。

    さらに、注文した商品がすべて揃ってから発送するため、注文全体の発送も約1か月後になる見込みだが、それでも待てるか、という確認までありました。

    海外メーカーのRCパーツをネットで購入するとなると、多少の不安はあります。

    本当に在庫があるのか。

    注文したあと、きちんと連絡が来るのか。

    何かあったとき、日本語でやり取りできるのか。

    その点、今回のYOYOHOBBYは、納期が延びることをそのままにせず、注文後に連絡してくれました。

    しかも、やり取りは普通に日本語です。

    僕は、

    「すべてのものが揃うまで待ちますので、準備ができたらまたご連絡ください」

    と返信しました。

    するとYOYOHOBBYからも、

    「承知しました。このまま進めます」

    という旨の返信が来ました。

    少なくとも、この時点では、

    「ちゃんと対応してくれるショップなんだな」

    という印象でした。

    Amazonに慣れていると「約1か月」は長い。でも……

    あとは待つだけです。

    案内された納期は、約1か月。

    Amazonで注文したものが翌日に届く生活に慣れてしまうと、かなり長く感じます。

    ただ、今回は国内に在庫のないMJX純正部品の取り寄せです。急いで必要なものでもなかったので、そのまま待つことにしました。

    考えてみれば、昔ラジコンをやっていた頃は、欲しい部品が近所の模型店になければ、取り寄せてもらって待つことも珍しくありませんでした。

    何でもすぐ届く今のほうが、むしろすごいのかもしれません。

    そんなことを考えながら待っていると、ようやく荷物が届きました。

    届いた箱を見て「……大丈夫か?」

    届いた荷物を見た第一印象。

    「……大丈夫か、これ?」

    なかなかの荷姿でした(笑)。

    段ボールはかなりくたびれています。

    角も潰れています。

    黄色いテープで豪快に補強されています。

    普段Amazonの段ボールを見慣れていると、なかなかのインパクトです。

    しばらく待って届いた荷物だけに、さすがに、

    「中身、大丈夫かな……」

    とは思いました。

    荷姿はワイルド。でも注文した9アイテムは揃っていた

    箱を開けると、中にはそれぞれ袋に入れられたパーツが並んでいました。

    品番のラベルも貼られています。

    ひとつずつ注文内容と照合していきます。

    ハブ。

    シャフト。

    タイヤ。

    電子部品。

    その他のパーツ。

    注文した9アイテムは、きちんと揃っていました。

    外箱の見た目から少し身構えましたが、注文した商品の中身には問題ありませんでした。

    今回の一度の購入だけで、YOYOHOBBYというショップ全体を評価することはできません。

    ただ、少なくとも僕の今回の注文では、

    • 納期が延びることについて事前に連絡があった
    • 日本語で問題なくやり取りできた
    • 約1か月かかる見込みを説明してくれた
    • 注文した9アイテムはきちんと届いた

    という結果でした。

    個人的には、

    「連絡は丁寧。荷姿はワイルド。でも中身はちゃんとしていた」

    というのが一番しっくりきます(笑)。

    ところで、肝心のワッシャーは?

    さて。

    9アイテム、合計10,459円のパーツが届きました。

    箱はかなりワイルドでしたが、注文した商品はちゃんと揃っています。

    めでたし、めでたし。

    ……ではありません。

    何か忘れていませんか?

    そもそも、なぜ僕はYOYOHOBBYでパーツを探し始めたのか。

    なくした樹脂ワッシャーが欲しかったからです。

    そこで、例のTPRタイヤセットを確認します。

    商品画像では、タイヤの下に小さなリング状の部品が2枚描かれていました。

    僕はそれを見て、

    「ワッシャーも付いている」

    と思ったわけです。

    透明な袋越しに、中身は見えています。

    タイヤ&ホイールが4本。

    そして――。

    ワッシャーがない。

    もう一度確認。

    やっぱり、ない(笑)。

    YOYOHOBBYから届いたMJX 14304用TPRタイヤ&ホイール2セット
    届いた品番1415B3(14304用)のTPRタイヤ&ホイール。2個入りを2セット注文したので、合計4本です。袋の中に、商品画像で見たリング状の部品はありませんでした。

    ここでもう一度書いておくと、注文した商品が不足していたわけではありません。

    商品名と説明は「TPRタイヤ2個セット」。ワッシャー付属の記載はなく、商品画像だけを見て僕が期待してしまったものです。

    タイヤ自体は、手元の14302に付いているものと見比べた限り同じものなので、予定通りスペアとして使えます。買ったこと自体は無駄ではありません。

    しかし。

    僕が一番欲しかったものだけ、手に入っていない。

    数ミリのワッシャーをなくした。

    ↓

    代わりを探してYOYOHOBBYを見つけた。

    ↓

    商品画像を見て「ワッシャーも付いている」と思った。

    ↓

    せっかくだから、ほかの補修部品も買った。

    ↓

    9アイテム、10,459円。

    ↓

    一部の取り寄せに約1か月かかると案内された。

    ↓

    ワイルドな箱が届いた。

    ↓

    注文した9アイテムは揃っていた。

    ↓

    でも、肝心のワッシャーは手に入らなかった。

    何をやっているんでしょう、僕は(笑)。

    それでも、こういう遠回りが面白い

    不思議と、嫌な気分ではありませんでした。

    もちろんワッシャーは欲しかったのですが、この一件でHYPER GOについて、いろいろなことが分かりました。

    MJXには細かな補修部品が用意されている。

    日本から購入できるショップもある。

    14302は分解して直しながら遊べる。

    そして、海外メーカーのRCでも、補修しながら長く遊べそうだということ。

    Amazonで完成済みのHYPER GO 14302を買ったときは、こんなところまで楽しむとは思っていませんでした。

    買って走らせる。

    砂や小石が入る。

    分解する。

    部品をなくす。

    補修部品を探す。

    知らなかったショップを見つける。

    またパーツが増える。

    こうやって少しずつ、自分のラジコンになっていく。

    効率だけ考えれば、ずいぶん遠回りです。

    でも、趣味って、この遠回りが面白いんですよね。

    そして今回、ひとつだけ確実に学びました。

    HYPER GO 14302のホイールまわりを分解するときは、小さな樹脂ワッシャーをなくさないようにしましょう。

    なくすと、1万円以上使って、しばらく待った挙げ句、

    それでも手に入らない可能性があります(笑)。

  • ランチア・ストラトスが欲しい。国内限定100セットを逃してAliExpressを探している

    ランチア・ストラトスが欲しい。国内限定100セットを逃してAliExpressを探している

    最近、ラジコンについて考えていることは、かなり単純です。

    かっこいいラリーカーを走らせたい。

    速さを競いたいというより、走っている姿を見て「いいな」と思える車が欲しい。

    舗装路だけではなく、少し砂の浮いた路面やフラットダートを走らせたときに、ちゃんとラリーカーらしく見える一台。

    MJX HYPER GO 14302の小さなランチア・デルタを走らせてから、そんな気持ちはますます強くなりました。

    そして次に気になり始めたのが、ランチア・ストラトスです。

    ところが、欲しい車が決まったからといって、すぐ買えるとは限りません。

    国内で見つけたセットは限定販売。気づいたときには売り切れ。

    今はAliExpressを何度も検索しながら、ボディとシャーシの組み合わせを調べています。

    今回は、まだストラトスを買っていない僕が、どうしてKillerbodyのMARSシャーシにたどり着き、なぜAliExpressまで探しに行くことになったのか、という話です。

    次に走らせたいのは、ストラトスだった

    ランチア・ストラトスは、どこから見ても普通ではありません。

    低いノーズ。

    短いホイールベース。

    大きく張り出したリアフェンダー。

    そして、ぐるりと回り込むようなフロントウインドウ。

    「ラリーで勝つために作られた車」という背景を知らなくても、見た瞬間に特別な車だと分かります。

    僕がラジコンで走らせたいのも、こういう車です。

    新しくて速いだけではなく、姿そのものに理由がある。

    止めて眺めてもかっこいいし、砂の上で少しリアを振りながら走ったら、もっとかっこいい。

    ストラトスをラジコンで走らせたい。

    そう思って探し始めました。

    ジャンプするAlitaliaカラーのランチア・ストラトス HF Gr.4
    飾って眺めるだけではなく、こんなふうに路面を蹴って走るストラトスが見たい。2014年 Rally Legend San Marino。写真:Rowan Harrison/Wikimedia Commons、CC BY-SA 2.0

    Killerbodyのストラトスを見つけた

    調べていて見つけたのが、Killerbodyの1/10 ランチア・ストラトス Gr.4ボディでした。

    正式ライセンスを受けたボディで、ホイールベースは257mm。完成済みボディの公表寸法は、フロント幅185mm、リア幅202mmです。

    この数字を見て、やっぱりストラトスだなと思いました。

    前より後ろが広い。

    あの大きく張り出したリアフェンダーは、単なる飾りではありません。

    一般的な1/10ツーリングカー用シャーシは、前後がほぼ同じ幅です。ボディだけストラトスにしても、後輪がフェンダーの奥へ引っ込んでしまえば、せっかくの後ろ姿が少し寂しく見えます。

    もちろん、ホイールのオフセットやハブで合わせる方法はあります。

    でも、できれば最初から、ストラトスらしい前後の幅で作りたい。

    そこで気になったのが、同じKillerbodyのMARSでした。

    MARSは、リアのワイド感まで考えられている

    MARSは、1/10スケールの4WDラリーシャーシです。

    実車のストラトスはミッドシップの後輪駆動なので、駆動方式まで同じというわけではありません。

    それでも今回は、実車の機構を完全に再現することより、外で気持ちよく走らせられることを優先したい。4WDでラリー走行を楽しみながら、ストラトスらしい姿も崩したくないという考えです。

    ストラトスに使いたいと思った一番の理由は、単にボディメーカーとシャーシメーカーが同じだからではありません。

    リアをワイドに見せる仕様が用意されているからです。

    調べていくと、MARSには仕様の違いがありました。

    通常のKIT版「48838」は、自分で組み立てるシャーシキットで、タイヤ幅は前後とも25mm。

    一方、完成済みシャーシのARR版「48838S」は、フロント25mm、リア35mmのストラトス向けタイヤを装着し、商品説明では後輪を含むリア全幅が201mmとされています。

    ここでいう201mmは、厳密には左右タイヤの中心間を測るそのものではなく、タイヤを含めた車体の幅です。

    ただ、僕が欲しい見た目は、まさにこれでした。

    前は細く、後ろは太い。

    リアフェンダーの中に35mm幅のタイヤが収まり、後ろから見たときにどっしりと構える。

    ストラトスは、その姿で走ってほしい。

    スペックを調べているだけなのに、頭の中ではもう、黄色いホイールが砂を蹴っていました(笑)。

    国内では、先行発売限定100セットがあった

    さらに国内では、Killerbodyの「ランチア・ストラトス Gr.4」塗装済みボディとMARSシャーシ、専用ウレタンバンパーを組み合わせた特別セットが販売されていました。

    品番は「MTKB-001」。

    案内には、先行発売限定100セットと書かれていました。

    ボディとシャーシを別々に探さなくてもいい。

    専用バンパーも付いている。

    少なくとも、ストラトスとMARSを組み合わせる土台としては、まさに僕が探しているものでした。

    しかし、見つけた販売ページの表示は――

    売り切れ。

    限定100セットなら、仕方ありません。

    欲しいと思ったタイミングが少し遅かった。

    ラジコンでは、ときどきこういうことがあります。

    昔の名車のボディは、いつでも普通に買えるとは限らない。再入荷するかもしれないし、そのまま入手しにくくなるかもしれない。

    だからこそ、売り切れの表示を見ると急に欲しくなります(笑)。

    「別々にそろえればいい」と思ったけれど

    限定セットが買えないなら、ボディとシャーシを別々にそろえればいい。

    最初は簡単に考えていました。

    ところが、調べるほど確認したいことが増えてきます。

    MARSなら、どの仕様でも同じなのか。

    リア35mmタイヤが付くのはどれか。

    カーボン製のショックタワーやマッドガードを装備したARR版なのか、自分で組み立てるKIT版なのか。

    ストラトス用の小さなフロントバンパーは入っているのか。

    ボディは付属するのか。

    モーターやESC、サーボなどのメカ類は含まれるのか。

    商品写真だけ見ると全部入りに見えても、実際にはシャーシだけということもあります。

    特に海外通販では、同じページの選択肢にKIT版とARR版が並び、写真にはボディ付きの完成イメージが使われていることがあります。

    ここを間違えると、届いてから、

    「思っていたストラトスと違う」

    となりかねません。

    欲しいのは、MARSという名前のシャーシなら何でもいいわけではない。

    リアがしっかり張り出した、かっこいいストラトスを作れる組み合わせです。

    そしてAliExpressを探し始めた

    国内の限定セットを逃し、次に探し始めたのがAliExpressでした。

    検索窓へ、

    Killerbody MARS 48838S

    Killerbody Lancia Stratos Gr.4

    MARS KR10 ARR

    などと入れて探しています。

    候補は出てきます。

    でも、すぐには買えません。

    商品名にはKIT版とARR版の両方が書かれていたり、表示価格が一番安い選択肢のものだったり、ボディが写真に写っていても付属しなかったりするからです。

    送料を含めると国内価格との差が小さくなることもありますし、補修部品をどこで買うかも考えておきたい。

    そうやってページを開いては閉じ、別の出品を見つけては仕様を比べています。

    まだ注文には至っていません。

    でも、不思議とこの時間も楽しいんですよね。

    買っていないのに、もうラジコンは始まっている

    以前なら、記事にするのは買ってからだと思っていました。

    箱が届く。

    組み立てる。

    走らせる。

    その感想を書く。

    でも実際には、ラジコンの楽しさは箱が届く前から始まっています。

    どの車を走らせたいか考える。

    ボディを見つける。

    シャーシとの寸法を調べる。

    前後のタイヤ幅に気づく。

    限定セットを見つける。

    売り切れにがっかりする。

    そしてAliExpressまで探しに行く。

    これだけでも、もう十分に趣味の時間です。

    今のところ、僕のストラトスはまだ検索結果の中にいます。

    それでも、欲しい姿はかなりはっきりしてきました。

    KillerbodyのGr.4ボディ。

    リアをワイドに構えたMARSシャーシ。

    前25mm、後ろ35mmのタイヤ。

    そして、飾るだけではなく、外へ持ち出して走らせること。

    かっこいいラリーカーを、ちゃんとラリーカーらしく走らせたい。

    そのためのストラトスを、今も探しています。

    もし無事に見つけて注文できたら、次は「AliExpressで買ってみた」という記事になるはずです。

    そして箱が届いたら、組み立て編。

    完成したら、いよいよ走行編。

    そう考えると、買う前からすでに、ずいぶん先まで楽しませてもらっています(笑)。

    使用画像の出典

    アイキャッチ:リアの張り出し

    記事内:ジャンプ

  • ストラトスを探していたはずなのに、なぜかタイレルが2台になりそうな話

    ストラトスを探していたはずなのに、なぜかタイレルが2台になりそうな話

    ラジコンを再開してから、どうも予定どおりに物事が進みません。

    今回もそうでした。そもそもの始まりは、ランチア・ストラトスが欲しいという話だったんです。

    今持っているTT-02のランチア・デルタを、もっと実車ラリーカーらしく走らせたい。そうなると、短いホイールベースと独特のウェッジシェイプを持つストラトスも気になります。中古市場や海外通販を眺めながら、「いつかラジコンで走らせたいなあ」と考えていました。

    用語メモ:ホイールベース=前輪と後輪の車軸間の距離。短いほど一般に小回りしやすく、動きも機敏になります。ウェッジシェイプ=前方が低く、後方へ向かって高くなる「くさび形」の車体形状です。

    ところが現在、我が家にはタイレルP34の未組立キットがあります。

    しかも、もう1台増える可能性まで出てきました。

    どうしてこうなった。

    きっかけは、1977年当時物のタイレルP34

    ストラトスを探している途中で、偶然見つけたのがタミヤの古いタイレルP34でした。1977年発売の、いわゆる当時物です。

    用語メモ:当時物=最初の発売当時に製造・販売されたオリジナル品。復刻版=過去のモデルを、後年に再発売したものです。

    写真を見た瞬間、「ああ、やっぱり格好いい」と思ってしまいました。

    小さな前輪が4つ。後ろには巨大なリアタイヤ。低いノーズに青いボディ。今見ても、まったく普通ではありません。

    1976年ドイツGPのニュルブルクリンクを走るジョディ・シェクターの3号車タイレルP34
    1976年ドイツGP、ニュルブルクリンクを走るジョディ・シェクターのタイレルP34。写真:Lothar Spurzem / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0 DE(変更なし)

    前輪を4つにするという途方もない発想を、本当にF1へ持ち込んだマシン。レーシングカーとしての成績とは別に、約50年たった今も、名前を聞くだけで6輪の姿が浮かびます。完全に「記憶に勝ったクルマ」だと思います。

    そして僕の中では、今でも絶対に「ティレル」ではありません。

    タイレルです。

    「復刻版ってあるの?」から始まった

    当時物を眺めながら、ふと思いました。

    「これ、復刻版ってないのかな?」

    調べてみると、ありました。しかも一種類ではありません。

    その中で見つけたのが、2000年発売の初回復刻版、タミヤ ITEM 49154 タイレルP34 シックスホイーラーです。1977年型のフルカウル姿を残しながら、中身はF103系をベースにした、ちゃんと走らせられる6輪シャーシ。

    用語メモ:フルカウル=車体や機械部分を広く覆うボディ形状。F103系=タミヤの後輪駆動オンロードRCで使われたシャーシ設計の系統です。

    「前の4輪は全部曲がるの?」「サスペンションはあるの?」と調べているうちに、気持ちはいつの間にか「これは走らせてみたい」へ変わっていました。

    そして、未組立のITEM 49154を発見

    すると今度は、中古市場にITEM 49154の未組立品が出てきました。しかもベアリングセット付き。ボディ、タイヤ、デカールの状態もよさそうで、スポーツチューンモーターまで入っています。

    • 出品価格:26,000円
    • クーポン適用:−1,000円
    • PayPayポイント利用:−751pt
    • カード支払額:24,249円

    ここまで調べてしまうと危険です。「復刻版ってあるの?」だったはずなのに、「ゴムタイヤはまだ使える?」「スポンジタイヤに換装できる?」「サーボは何を使う?」「ESCはHobbywing 1060でいける?」と、完全に買った後の話をしていました。

    用語メモ:サーボ=送信機の操作に合わせて前輪を動かす装置。ESC=モーターの回転数と前進・後退を電子制御する装置。「メカ」は、受信機・サーボ・ESCなど走行に必要な電子機器の総称です。

    そして、買いました。

    玄関先に届いたタミヤ タイレルP34 ITEM 49154の配送箱
    ストラトスを探していたはずなのに、玄関へ届いたのは6輪でした。
    タミヤ ITEM 49154 タイレルP34 シックスホイーラー初回復刻版の箱全体
    26年前の初回復刻版。箱の時点ですでに、とてつもないオーラがあります。
    タミヤ ITEM 49154 タイレルP34 シックスホイーラー初回復刻版の箱絵を近くから撮った写真
    箱を開ける前から、タイレルP34の存在感にやられます。

    箱を開けたら、26年前とは思えない状態だった

    届いた箱を開けてみると、想像していた以上にきれいでした。青と白のボディに目立つ黄ばみはなく、シャーシプレートにも写真で分かるようなサビや腐食は見当たりません。

    未組立のタミヤ タイレルP34 ITEM 49154を開封した直後の内容物
    箱を開けた瞬間。青と白のボディや未組立のパーツが26年前のまま残っていました。
    タミヤ タイレルP34 ITEM 49154の樹脂パーツとシャーシプレートを広げた状態
    袋に入った樹脂パーツとシャーシプレートを展開。状態を一つずつ確認します。

    RS-540スポーツチューンモーター、T053ベアリングセット、1700MP Ni-Cdバッテリーと専用充電器、純正ゴムタイヤまでそろっています。古いキットを開けたというより、時間ごと箱に残っていたような感覚でした。

    用語メモ:RS-540=RCカーで広く使われるモーターの代表的なサイズ。スポーツチューンは標準型より高回転・高出力寄りです。ベアリング=車軸やギヤの回転抵抗を減らす部品。Ni-Cd=ニッケル・カドミウム充電池です。

    ITEM 49154に付属するRS-540スポーツチューンモーターとT053ベアリングセット
    付属のRS-540スポーツチューンと、うれしいT053ベアリングセット付き。
    ITEM 49154の青白ボディとタミヤ1700MP Ni-Cdバッテリー
    青と白のボディは驚くほどきれい。1700MP Ni-Cdは当時物として保存します。

    「メカレスって何?」と聞いていた人間が

    ラジコンを再開したばかりの頃、P34の出品を見ながら、「メカなしって何? これ、どうすれば走れるの?」と聞いていたことがあります。

    それが今では、「Turbo Racingの受信機が余っている」「Hobbywing 1060もある」「サーボは手持ちのタミヤTSU-06が使えそう」と言っています。人間、数か月で変わるものです(笑)。

    しかもITEM 49154の説明書を見ると、サーボの固定方法は、まさかの両面テープ。

    そうそう。昔のラジコンってこれでした。2000年の復刻版でも、そこだけ妙に懐かしい。こういう細部までたまりません。

    純正ゴムタイヤは保存、実走はスポンジタイヤ

    キットには、当時の雰囲気を残す純正ゴムタイヤが付いています。ただし、これももう26年前のもの。せっかくきれいに残っているオリジナルを、舗装路で削ってしまうのはもったいない。

    そこで実走用に、現行のスポンジタイヤと専用ホイールを購入しました。

    用語メモ:スポンジタイヤ=発泡素材でできた走行用タイヤ。路面への追従性とグリップに優れる一方、走るほど摩耗します。

    • 純正ゴムタイヤ=保存用
    • スポンジタイヤ=走行用

    古いRCをただ飾っておくのではなく、オリジナルの部品を残しながら、本当に走らせる。今の僕には、この楽しみ方がいちばん合っている気がします。

    ところが、シェクター車ではなかった

    ここで重大な問題に気づきました。僕はジョディ・シェクターが好きです。ところが今回買った1977年仕様は、シェクターのP34ではありません。

    シェクターがP34をドライブしたのは1976年。そして1976年日本GP仕様が、これまたとんでもなく格好いい。

    青いボディ、むき出しのエンジン、3号車。そして車体には「たいれる」。さらに「しぇくたぁ」。

    こんなの反則でしょう。

    気づけば、2台目の原価計算までしていた

    さらに中古市場で、1976年日本GP仕様の完成済みポリカボディ(軽くて割れにくい、透明なポリカーボネート樹脂製ボディ)を発見しました。シェクターの3号車で、「たいれる」も「しぇくたぁ」も入っています。

    別の出品には、後年型のP34用F103 Sixシャーシが12,800円。つまり、シャーシと日本GPボディを別々に買えば、プレミア価格になった日本GP仕様のキット一式より安く仕上がる可能性がある。

    ……というところまで計算してしまいました。

    昨日、「あかん! とりあえず今買ったタイレルを走らせてからだ!」と言ったばかりなのに。

    ストラトスはどこへ行った

    ここで最初に戻ります。僕は何を探していたんでしたっけ。

    そうです。ランチア・ストラトスです。

    1. ストラトスを探す
    2. タイレルP34の当時物を見る
    3. 復刻版を調べる
    4. ITEM 49154を買う
    5. スポンジタイヤを買う
    6. メカ構成を考える
    7. シェクターが好きだったことを思い出す
    8. 1976年日本GP仕様を調べる
    9. 2台目のタイレルの原価計算を始める

    ストラトス、完全に6輪に轢かれました。

    でも、こういう脱線が楽しい

    合理的に考えれば、欲しいものを決めて、必要なものだけ買えばいい。でも趣味って、たぶんそういうものではないんですよね。

    調べている途中で昔の記憶がよみがえる。知らなかったものを見つける。「これ何だろう?」と調べる。そこからまた別のものが気になって、最初の予定とはまったく違うところへ行ってしまう。

    でも、それがものすごく楽しい。

    大人になると、仕事でも家庭でも、予定どおりに進めることを求められる場面が増えます。だからこそ趣味くらい、予定外の方向へ全力で脱線してもいい。

    ストラトスを探していたのに、タイレルP34を買ってしまった。そして下手をすると、もう1台タイレルが増えるかもしれない。

    ただし、まずは届いたITEM 49154を完成させます。そして6輪が本当に曲がり、走る姿を自分の目で見る。次回は組み立てから実走まで、きちんと記録するつもりです。

    ……1976年日本GPボディのオークションが終わるまでは、なるべく見ないようにしながら。

  • MJX HYPER GO 14302レビュー|1/14は物足りない? 実際に買ってダートまで走らせてみた

    MJX HYPER GO 14302レビュー|1/14は物足りない? 実際に買ってダートまで走らせてみた

    ラジコンを再開してから、ずっと気になっていたことがありました。

    「1/10じゃなくて、もっと小さいラジコンってどうなんだろう?」

    昔の僕の感覚では、本格的なRCカーといえば1/10や1/12。小さいラジコンには、どうしても「おもちゃっぽい」という先入観がありました。

    せっかく大人になって、もう一度ラジコンを始める。それなら、ちゃんとした1/10を買ったほうが満足できるんじゃないか。

    実際、最初はそう思っていました。

    ところが、MJX HYPER GO 14302を買って走らせてみると、その見方はかなり変わりました。

    小さくて、軽くて、気軽に持ち出せる。それなのに、走らせると猛烈に速い。

    そしてダートへ持ち込んだら、楽しさだけではなく、1/14ならではの弱点にも出会うことになります。

    今回は、僕が初めて手にした1/14ラジコン、MJX HYPER GO 14302の購入から初走行、ダートで起きたステアリングトラブル、ダストカバー導入までの話です。

    MJX HYPER GO 14302のランチア・デルタボディ
    僕にとって初めての1/14ラジコン、MJX HYPER GO 14302。小さなランチア・デルタです。

    小さいランチア・デルタ。それだけでもかなり危険

    14302を見て最初に惹かれたのは、やっぱりこの姿でした。

    ランチア・デルタ。

    しかも、ただ「それっぽい」ボディではなく、正式にライセンスを受けたモデルです。角張ったシルエットと、いかにもラリーカーらしい佇まい。僕のような世代には、この時点ですでにかなり危険です。

    そして仕様を見てみると、「小さな完成済みラジコン」という言葉から想像していたものとは、だいぶ違いました。

    動力は、。駆動方式は、です。足まわりには、を装備。さらに、まで載っています。

    Amazonの商品説明では最高速度42km/h。

    こんなに小さいのに、42km/h?

    組み立て済みで送信機などがそろったなので、基本的にはバッテリーの充電や送信機用電池の用意をすれば走らせられます。

    調べるほどに、これは「小さいおもちゃ」ではなく、趣味のラジコンをそのまま凝縮した一台なんじゃないかと思えてきました。

    2026年6月20日、Amazonで購入

    結局、Amazonでポチりました。

    購入日は2026年6月20日。販売元はARRISHOBBYでした。

    MJX HYPER GO 14302のAmazon購入履歴
    2026年6月20日にAmazonで購入。販売元はARRISHOBBYでした。

    届くのを待つ間も、1/14というサイズへの不安は残っていました。

    1/10と比べれば、当然ながら小さい。止めて眺めたときの存在感や、実車らしい迫力なら、やっぱり1/10のほうが上ではないか。

    一方で、小さいからこその魅力もありそうでした。

    軽い。持ち運びやすい。そして完成済みなので、思い立ったときに遊びやすい。

    大人の趣味では、この「ちょっと走らせよう」が実行しやすいことは、思っている以上に大切です。仕事や家のことがある中で、準備が大がかりだと、遊ぶ前に腰が重くなってしまう。

    その点、1/14はなかなか都合のいいサイズに見えました。

    初めて走らせたら、先入観が吹き飛んだ

    実際に走らせてみると、「小さいから、おもちゃっぽいんじゃないか」という心配は、ほぼ吹き飛びました。

    速い。

    とにかく速い(笑)。

    小さな車体が一気に加速するので、体感速度がものすごい。最初はフルスロットルにするのをためらうほどでした。

    もちろん、ただ速いだけではありません。4WDで路面を蹴り、ステアリングとスロットルの操作に車体がきちんと応える。ジャイロの補正にも助けられながら、自分でラジコンを操っている感覚がしっかりあります。

    ライトを点けて走らせると、これがまた格好いい。

    止めてじっくり眺めれば、1/10のほうが存在感はあります。でも走り始めてしまうと、「1/14だから物足りない」とはほとんど感じませんでした。

    むしろ、小さなランチア・デルタが猛烈な勢いで走り回ること自体が、このマシンならではの面白さになっています。

    MJX HYPER GO 14302のリアまわり
    角張った後ろ姿もランチア・デルタらしい。走らせる前後に机の上で眺める時間も楽しい一台です。

    1/14には、1/10とは別の楽しさがある

    14302を買う前は、「どうせ買うなら1/10のほうがいいんじゃないか」と考えていました。

    でも、実際に所有してみると、そもそも単純に優劣をつけるものではないと分かります。

    1/10には、大きなボディの存在感や、実車らしいプロポーションがあります。

    一方の1/14には、小さくて軽く、気軽に持ち出せるのに、走らせると猛烈に速いという別の楽しさがある。

    これはスペック表を眺めていただけでは、いまひとつ実感できませんでした。14302を自分で走らせて、初めて分かったことです。

    もうひとつ嬉しかったのは、14302が完成品でありながら、壊れたら終わりのラジコンではなかったことでした。

    分解できる。タイヤや部品を交換できる。補修部品も用意されている。

    つまり、走らせるだけではなく、ちゃんと「いじって遊べるラジコン」なんです。

    昔ラジコンをやっていた人間にとって、これはかなり重要でした。

    そして僕は、このあと14302を何度も分解することになります(笑)。

    ダートへ持ち込むと、一気にラリーカーらしくなった

    14302はラリーカーです。

    そうなると、きれいな舗装路だけではなく、やっぱりダートを走らせてみたくなります。

    近所の公園のフラットダートへ持っていきました。

    小さな車体が砂の上を4WDで駆け回る。少し滑りながら向きを変え、姿勢を立て直して加速していく。その姿は、まさにラリーカーでした。

    「1/14、いいじゃん!」

    すっかり気をよくしていました。

    ところが、その最中に異変が起きます。

    突然、ステアリングが効かなくなった

    走行中、急にステアリングがまともに効かなくなりました。

    最初に頭をよぎったのは、「サーボが壊れた?」ということ。

    は、人間でいえば、ハンドルを回す腕のようなもの。ここに不具合が起きれば、当然、車は思うように曲がれません。

    ところが確認していくと、単純なサーボ故障ではなさそうです。

    仕方がないので車体を分解し、ステアリングまわりを順番に調べていきました。

    そして最後に見つけた原因が――

    小さな石。

    ダート走行中に入り込んだ小石が、ステアリング機構に噛み込んでいたのです。

    たったひとつの小石です。それでも、噛みどころが悪ければ操舵できなくなる。

    これは困りました。

    MJX 14302のステアリング付近に入り込んだ小石
    別角度から見たMJX 14302のステアリング付近の小石
    ステアリングまわりへ入り込んだ小石。小さな異物ひとつで操舵できなくなり、原因を探すために車体を確認しました。

    砂なら掃除すればいい。でも、小石で曲がれないのは困る

    ダートを走れば、車体が砂だらけになることは覚悟していました。

    砂が入るだけなら、走行後に掃除すればいい。

    でも、小石が機構に噛み込んでステアリングが効かなくなるとなると、話は別です。その場で走行を続けられませんし、今回は原因を見つけるために分解まで必要になりました。

    14302は速い。ダートで走らせると、さらに楽しい。

    ただし、ダートでは車体内部へ異物が入り、動く部分に噛み込む可能性がある。僕の14302では、実際にそれで操舵不能になりました。

    無条件に「ダートも最高」とは言えません。楽しいからこそ、何か対策をしておきたいところです。

    そこでAmazonを探し、14302用のシャーシダストカバーを購入しました。2026年7月13日のことです。

    車体内部への砂や小石の侵入を、少しでも減らせればという狙いでした。

    ただし、ここは注意が必要です。

    このダストカバーが覆うのは主にシャーシ内部で、フロントのやステアリング機構まで完全に覆ってくれるわけではありません。

    つまり、僕が実際に経験した「小石がステアリング機構に噛み込んで操舵できなくなる」というトラブルへの直接的な対策にはなりません。

    砂だらけになるのを多少軽減する効果は期待できますが、ダートを走る以上、フロント周辺への小石の侵入リスクそのものは残ります。

    このあたりは、14302をダートで遊んでみて初めて分かった弱点でした。

    MJX 14302用シャーシダストカバーのAmazon購入履歴
    シャーシ内部への砂や汚れを少しでも減らすため、2026年7月13日に14302用ダストカバーを購入。

    ※2026年8月16日追記:ダストカバーの保護範囲について、誤解のないよう説明を補足しました。

    こうして14302は、買ったまま走らせるだけの一台から、トラブルに合わせて手を入れる「自分のラジコン」へ少しずつ変わっていきました。

    次は、数ミリのワッシャーに振り回される

    小石の原因を見つけ、シャーシ内部の汚れ対策としてダストカバーも用意しました。

    これで一安心――とはなりませんでした。

    今度はホイールまわりを触っているときに、小さな樹脂製のをひとつなくしてしまったのです。

    なくしたのは数ミリほどの樹脂製で、普段なら気にも留めないような小さなパーツでした。

    そのときの僕は、まだ楽観的でした。

    「タイヤ&ホイールセットを買えば、これくらい一緒に入っているだろう」

    ところが、届いたセットを開けてみると――入っていません。

    さて、どうしよう。

    この数ミリのワッシャーを探したことから、今度はYOYOHOBBYというRCショップを利用することになります。

    そして、ワッシャーひとつを探していたはずなのに、気づけば注文は1万円以上。

    いったい、どうしてそうなったのか。

    その話は、第2回で。

  • 忙しい大人にラジコンがちょうどいい理由。隙間時間で本気になれる趣味

    忙しい大人にラジコンがちょうどいい理由。隙間時間で本気になれる趣味

    仕事がひと段落して、少しだけ時間ができた。

    休日の予定と予定の間に、30分ほど空いた。

    そんな短い時間でも、ラジコンなら思いきり夢中になれます。

    大人になると、趣味のために生活全体を組み替えるのは難しくなります。仕事があり、家庭があり、自由に使える時間には限りがあります。

    それでも、趣味を諦める必要はありません。

    ラジコンは、特別な一日を用意しなくても日常の中に置いておける趣味です。

    大人になると趣味に使える時間が減る

    子どもの頃は、時間だけはたくさんありました。

    学校から帰れば、暗くなるまで遊べる。休みの日には、一日中好きなことを考えていられる。

    でも、自由に使えるお金はほとんどありませんでした。

    欲しいパーツがあってもすぐには買えない。壊れたら、直す方法を考えながら次のお小遣いを待つ。子どもの頃の趣味には、いつもお金の制限がありました。

    大人になると、その関係が逆になります。

    子どもの頃よりは、趣味に使えるお金があります。でも、仕事や家庭の予定があり、一日を丸ごと自由に使えることは少なくなりました。

    まとまった時間が必要な趣味は、「いつか時間ができたら」と後回しになりがちです。

    僕自身も長い間ラジコンから離れていました。それでも40年ぶりにラジコンを再開してみると、限られた時間だからこそ楽しめることがあると気づきました。

    ラジコンは「生活を変えなくても楽しめる」

    ラジコンの良いところは、必ずしも特別な場所へ出かけなくても楽しめることです。

    もちろんサーキットには、サーキットならではの楽しさがあります。でも、いつもそこへ行かなければ遊べないわけではありません。

    近所の公園や、走らせても問題のない身近な場所へ車とプロポを持っていく。

    30分ほど走らせて、満足したら帰る。

    それだけでも、気持ちはかなり切り替わります。

    朝から一日を空けなくてもいい。遠方への移動を前提にしなくてもいい。仕事や家庭の合間に少しだけ時間ができたとき、「今から行こう」と思える距離に趣味があります。

    忙しい大人がラジコンを楽しむ休日の風景
    特別な場所へ行かなくても、少しの時間で本気になれる。それがラジコンの魅力。

    ラジコンのために生活を大きく変えるのではなく、今の生活の中へラジコンを置く。

    この気軽さは、忙しい大人にとって大きな魅力です。

    準備や片付けも趣味の一部

    ラジコンの時間は、走らせている間だけではありません。

    バッテリーを準備する。

    車体を眺めて、緩んでいるところがないか確認する。

    少しだけ調整して、次はどう走らせようかと考える。

    走らせた後に汚れを落とし、机の上でもう一度車を見る。

    こうした時間も、全部含めて趣味です。

    今日は走らせる時間がなくても、タイヤを確認するだけならできる。パーツを一つ替えるだけでも、次に走らせる楽しみが増えます。

    ラジコンは、短時間でも本気になれる趣味です。

    30分しかないから中途半端なのではありません。その30分の中で、走らせることにも、いじることにも集中できます。

    DT-03を実際に走らせて感じた楽しさも、最高速より「どう走らせるか」を考えられるところにありました。

    他の趣味との違い

    車を所有して楽しむ趣味には、車でなければ得られない魅力があります。ただ、保管場所や維持費が必要で、整備や移動にも時間がかかります。

    スキーのような趣味も、雪山でしか味わえない楽しさがあります。その一方で、移動や天候、ある程度まとまった時間が必要です。

    どちらが優れているという話ではありません。

    それぞれの趣味に、それぞれの世界があります。

    ラジコンの特徴は、時間、場所、費用を自分のペースでコントロールしやすいことです。

    今日は近所で30分。

    今週は走らせず、家で少しだけ整備する。

    時間が取れる日は、車を何台か持ってゆっくり遊ぶ。

    生活に合わせて、趣味の大きさを変えられます。

    家族と共有できる趣味

    ラジコンは、一人で集中して楽しむこともできますが、家族と共有することもできます。

    子どもと一緒に外へ出る。

    操作を教えたり、交代で走らせたりする。

    うまく曲がれた、転んだ、壊れた。そんな小さな出来事から、自然に会話が生まれます。

    親が子どもに付き合うだけでも、子どもが親の趣味に付き合うだけでもない。同じ場所で、同じ車の動きを見ながら一緒に楽しめることが大切です。

    ただし、子どもにとって扱いやすいRCと、大人が長く育てたいRCが同じとは限りません。そこは今も試行錯誤しています。

    子どもにどんなラジコンを選ぶかについては、我が家で3種類を試して感じた違いを別の記事にまとめました。

    お金について正直に考える

    ラジコンを「安い趣味」と言い切ることはできません。

    車体だけでなく、バッテリー、充電器、プロポ、交換用のパーツなどにも費用がかかります。

    気になる車が増えれば、欲しいものも増えていきます。

    それでも、自分のペースで始めやすい趣味だとは思います。

    最初から何台もそろえる必要はありません。まず一台を走らせ、必要になったものを少しずつ加えていくことができます。

    なら、壊れた部分を交換し、手入れをしながら一台と長く付き合うこともできます。

    改造や整備も、単なる追加費用ではなく、それ自体が楽しむ時間になります。

    安いから選ぶのではなく、時間も場所も費用も、自分で加減しながら続けられる。

    そこに、大人の趣味としての価値があります。

    大人にも、放課後があっていい

    子どもの頃は、時間はあったけれど自由に使えるお金はありませんでした。

    大人になると、自由に使えるお金は増えたけれど、時間は限られます。

    ラジコンは、その間を埋めてくれる趣味なのかもしれません。

    一日を丸ごと空けなくてもいい。

    遠くへ行かなくてもいい。

    30分だけでも、その時間は本気で遊べます。

    仕事や家庭がある日常の中に、少しだけ自分のための時間をつくる。

    それが、このブログで考えている「大人の放課後」です。

    大人になっても、夢中になれる時間は持てる。

    その時間は短くても、十分に価値があります。

  • 子どもにどんなラジコンを買うべきか?3種類試して分かった、おもちゃ系RC・小型本格RC・ホビーRCの違い

    子どもにどんなラジコンを買うべきか?3種類試して分かった、おもちゃ系RC・小型本格RC・ホビーRCの違い

    子どもにラジコンを買おうと思ったとき、意外と迷います。

    まずは安くて手軽なものがいいのか。それとも、壊れても直せる本格的なものを選ぶべきなのか。

    我が家では、ジョーゼンのおもちゃ系RC、リタオサンの小型本格RC、そしてタミヤ DT-03 ネオマイティフロッグを実際に親子で試してきました。

    使ってみて分かったのは、価格や速さだけでは決められないということです。子どもの年齢、遊ぶ場所、そして親がどこまで充電や整備に関われるかによって、ちょうどいい一台は変わります。

    この記事は、おすすめランキングではありません。我が家で試した3種類のRCを振り返りながら、それぞれの良さと課題を整理してみます。

    子どもにラジコンを買う時、意外と難しいこと

    子ども向けのラジコンを探すと、大きく分けて二つの考え方が出てきます。

    一つは、まずはで気軽に遊ぶこと。もう一つは、最初から部品交換や修理ができる本格的なRCを選ぶことです。

    おもちゃ系RCは、難しい知識がなくても始めやすい。一方、本格的なRCは長く使えますが、準備や整備まで子どもだけで完結できるとは限りません。

    つまり、選んでいるのは車だけではありません。

    子どもがどこまで自分で扱い、親がどこまで一緒に関わる趣味にするのか。

    そこまで考えると、「安いものか、本格的なものか」という二択だけでは決めにくくなります。

    最初の一台はジョーゼンで良かった

    親子でラジコンを楽しむきっかけになったのは、ジョーゼンの「1/24 ジープ ラングラー ルビコン」でした。

    ブックオフで見つけた中古品で、価格は980円。

    状態は完璧ではありませんでした。フロントサスペンション周辺が破損していて、前オーナーが修理した跡も残っていました。

    それでも、走らせてみれば親子で十分に楽しめました。そしてこの一台が、僕自身にとっても40年ぶりにラジコンを再開するきっかけになりました。

    980円の中古RCが、止まっていた趣味をもう一度動かしたことになります。

    完璧な状態でなくても、趣味の入口になる価値はある。最初の一台としてジョーゼンを選んだことは、良かったと思っています。

    その後、同じジョーゼンのおもちゃ系RCであるボブキャットも新品で購入しました。

    これはジープとのグレード差を比べるためではありません。中古のジープで遊んだからこそ、「同じおもちゃ系RCを新品で買ったらどうなのか」を試してみたくなったのです。

    新品で遊んでみても、おもちゃ系RCの手軽さは魅力でした。ただ、長く付き合う趣味として考えると、修理や部品交換、調整の余地には別の課題が見えてきました。

    それはジョーゼンが悪いということではありません。気軽に遊ぶためのRCと、手を入れながら長く使うRCでは、そもそも役割が違うのだと思います。

    小型本格RCという選択肢

    次に試したのが、リタオサンの小型RCでした。

    価格は約1万円クラス。小さくて持ち運びやすく、見た目は本格的です。走らせるとしっかり速度感があり、子どもの満足度も高い。

    おもちゃ系RCより本格的で、大きなホビーRCより手軽そうに見える。

    最初は、「これなら親子RCの理想に近いのでは?」と思いました。

    実際、価格を考えればとても魅力があります。コンパクトな車体から想像する以上に速く、持ち出す負担も少ない。子どもが「速いラジコンを走らせたい」と思ったときの満足感もあります。

    一方、使っていく中で、モジュール式バッテリーのコネクタが脱落したり、バッテリーの固定に気になる部分が出たり、プロポの調子に悩んだりもしました。

    リタオサンは単なる失敗例ではありません。約1万円で、このサイズと見た目、速度感を楽しめるのは大きな魅力です。

    ただし、「買ってすぐ楽しむ」だけでなく、「壊れたときに直しながら長く付き合う趣味」として見ると、手軽さとは別の課題もある。実際に使ったからこそ、その両方が見えてきました。

    ホビーRCの魅力と、初心者への壁

    そして現在、最もよく走らせているのが、タミヤ DT-03 ネオマイティフロッグです。

    DT-03はです。

    壊れても部品を探して直せる。モーターやダンパーを替えられる。走らせ方に合わせて調整できる。そして、少しずつ自分たちの一台に育てていけます。

    後輪駆動なので、スロットルの開け方で車の動きが変わるところも面白い。単に速いだけではなく、操作そのものを楽しめるRCです。

    ただし、こうした長所が、そのまま初心者や子どもへの優しさになるとは限りません。

    DT-03はで、小学3年生の子どもにとっては大きく、持つと重い。車体だけでなくプロポやバッテリーもあり、公園へ持っていく準備も簡単とは言えません。

    走らせる前には充電が必要です。走らせた後は砂や埃を落とし、壊れていないかを確認する。調子が悪ければ、RC用語や車の構造を調べる必要もあります。

    現在の我が家では、充電、整備、修理、セッティングは父親の担当です。子どもは主にプロポを操作しています。

    親子で楽しめてはいます。でも、父親が準備した車を子どもが走らせるだけなら、これは本当に子どもの趣味と言えるのか。

    ホビーRCが長く付き合えることは間違いありません。一方で、子ども自身が扱える範囲との間には、まだ埋めたい距離があります。

    どれが正解なのか

    我が家で試した3種類を、現在の実感で整理すると次のようになります。

    これは優劣やおすすめ順位ではありません。遊び方と親の関わり方によって、評価は変わります。

    ジョーゼン
    (おもちゃ系RC)
    リタオサン
    (小型本格RC)
    DT-03
    (ホビーRC)
    価格目安数千円程度約1万円前後走行可能状態で約2万円〜
    始めやすさ◎○△
    すぐ遊べる◎○△
    持ち運び◎◎△
    速度感△◎○
    操作の楽しさ△○◎
    修理性△△◎
    改造性△○◎
    長く付き合う△○◎

    ※価格は購入時期やセット内容によって変わるため、目安です。

    トイラジには、趣味の入口としての価値があります。難しいことを考えず、親子でまず走らせてみる。その最初の体験が、次の興味につながるかもしれません。

    小型本格RCには、持ち運びやすさと性能を両立できる魅力があります。価格やサイズを考えると、親子RCの有力な選択肢です。ただ、長く使うなら修理や部品、個体の状態も含めて考える必要があります。

    ホビーRCには、直し、改造し、育てていく楽しさがあります。その代わり、子どもだけでは難しい部分があり、親の関わり方が大きくなります。

    どれにも、向いている遊び方があります。だから今のところ、「これを選べば正解」とは言えません。

    我が家の最適解はまだ探している途中

    子どもが自分で持てて、準備できて、思い立ったときに走らせられる。

    それでいて、壊れたら直せて、少しずつ上手になり、長く楽しめる。

    そんな一台が理想ですが、手軽さと本格さを両立するのは簡単ではありません。

    今は父親が準備や整備を担当し、子どもが走らせる形でも、一緒に公園へ行って同じ車の動きを見ている時間は楽しい。

    その一方で、少しずつ子ども自身ができることを増やせたらとも思っています。

    我が家の最適解は、まだ探している途中です。

    親が全部やるのでも、子どもに全部任せるのでもない。

    親子で楽しめる、ちょうどいい距離感を探しながら、これからもいろいろなRCを試していこうと思います。

  • 速さより、ラリーカーらしく走らせたい。TT-02 ランチア・デルタを育てる

    速さより、ラリーカーらしく走らせたい。TT-02 ランチア・デルタを育てる

    ラジコンを再開してから、あらためて思うことがあります。

    速いRCカーは、たしかに楽しい。

    でも、自分が見たいのは最高速ではありません。

    コーナーへ入ったときに少し車体が沈む。

    向きが変わる。

    土の上でタイヤが少し滑る。

    そして、実車のラリーカーみたいに立ち上がっていく。

    そんな走りです。

    今、そのために少しずつ手を入れているのが、TT-02のランチア・デルタです。

    中古のTT-02から始まった

    この車は、新品キットから組んだものではありません。

    中古で手に入れたTT-02のがベースです。

    購入時からいくつか手が入った車体でしたが、そこからさらに、自分の好みに合わせて少しずつ育てています。

    ボディも、最初についていたものではなく、後から手に入れた、より実車らしいライト付きのランチア・デルタに交換しています。

    ラジコンを再開して感じるのは、こういう楽しみ方もすごくいいということです。

    最初から完璧な一台を買うのではなく、

    今ある車を、自分が好きな方向へ少しずつ育てていく。

    昔ラジコンをやっていた頃も、たぶんこういうことが好きだったんだと思います。

    紺色のマルティニカラーをまとったランチア・デルタのRCカー
    中古のTT-02に付いてきた紺色のボディ。ここから自分好みの一台づくりが始まった。

    目指しているのは「速いTT-02」ではない

    TT-02は、パーツも豊富で、速くしようと思えばいくらでも速くできます。

    モーターを変える。

    ギヤ比を変える。

    足まわりを固める。

    車高を下げる。

    グリップするタイヤを履く。

    サーキットでタイムを出すなら、その方向が正しいと思います。

    でも、僕がこのデルタに求めているのはそこではありません。

    欲しいのは、

    「ラリーカーらしく走るTT-02」

    です。

    実車のデルタが舗装路だけを綺麗に走っている姿より、少し荒れた路面を車体を動かしながら駆け抜ける姿の方が好きです。

    だからRCでも、車体がまったくロールせず、レールの上を走るように曲がるより、少し姿勢を変えながら走ってほしい。

    速さそのものより、

    走っている姿がカッコいいか。

    今はそちらの方が大事です。

    モーターはトルクチューン

    現在、モーターはを使っています。

    もっと速いモーターを載せることもできます。

    でも、フラットダートで走らせることを考えると、むやみにパワーを上げても扱いにくくなるだけだと思っています。

    土の上ではタイヤが簡単に滑ります。

    そこへさらに大きなパワーを入れれば、速くなるというより、ホイールスピンが増える可能性もある。

    それより、

    低い速度から扱いやすく、

    スロットルを少しずつ開けて、

    車体の姿勢を作りながら走らせる。

    その方が、この車には合っている気がします。

    トルクチューンは、今のところそのバランスがちょうどいいです。

    CVAダンパーが装着された状態で購入

    足まわりのは、購入時から装着されていたものです。

    フロントはソフトスプリング。

    リアはミディアムスプリングです。

    自分で一から組んだ仕様ではありませんが、実際にダートで走らせてみると、路面の細かな凹凸を吸収しながら車体が自然に動き、自分が目指しているラリー寄りの走りに合っています。

    加速やコーナーでサスペンションが仕事をしている様子が分かるのも、見ていて楽しいところです。

    前オーナーが施した工夫を活かしながら、今後は自分の走らせ方に合わせて調整していきたいと思っています。

    中古購入時からTT-02に装着されていたCVAオイルダンパーの接写
    購入時から装着されていたCVAオイルダンパー。前オーナーの工夫を活かしている。

    サスペンションストロークも購入時から増やされていた

    このTT-02は、購入した時点ですでにを増やす加工が施されていました。

    自分で車体を加工したものではありません。

    オンロード中心なら必要以上に大きなストロークは必要ありませんが、ダートを走らせたい自分の用途には好都合な仕様でした。

    実際の車体を見て、「こういう方法でTT-02の足を動かせるのか」と参考になりました。

    今後はこの仕様をベースに、実際の走りを見ながら少しずつ調整していくつもりです。

    切れ角も購入時から増やされていた

    ステアリングのも、購入時からノーマルより増やされていました。

    これも自分で加工したものではありません。

    ダートでは、舗装路よりも車体の向きを積極的に変えたり、リアが流れたときに修正舵を当てたりする場面があります。

    そういうときに、切れ角に少し余裕があるのは操作しやすいと感じています。

    ただし、切れれば切れるほどいいわけではなく、舵角が大きすぎると動きが急になりすぎます。

    今後は、自分の操作感に合う自然な範囲を探しながら調整していきたいと思っています。

    フルベアリング化は、地味だけど基本

    も済ませています。

    これは見た目にはほとんど分かりません。

    でも、駆動系をスムーズにしておくのは基本だと思っています。

    ラジコンの改造というと、つい目立つパーツに目が行きます。

    アルミパーツ。

    モーター。

    ダンパー。

    タイヤ。

    でも、こういう地味な部分を整えておく方が、長く遊ぶうえでは大切なのかもしれません。

    特に中古車をベースにしているので、一度基本部分を確認して、自分が納得できる状態にしておきたい。

    そういう意味でも、フルベアリング化は早い段階でやって良かったと思っています。

    見た目も「ラリーカーらしく」したい

    走りだけでなく、見た目も少しずつ変えていきたいと思っています。

    今考えているのが、

    OZ Racing風の白いホイール

    と、

    マッドフラップ

    です。

    ランチア・デルタには、やっぱり白いラリーホイールが似合います。

    そしてマッドフラップが付くだけで、一気に競技車らしい雰囲気が出る。

    性能にどれだけ影響するかと言われれば、大きくはないでしょう。

    でも、ラジコンは眺める趣味でもあります。

    走り終わって家に持ち帰り、机の上に置いたときに、

    「やっぱりカッコいいな」

    と思えることは大事です。

    リアランプを点灯した白いランチア・デルタのRCカー
    ライトが点くと、眺めているだけでもラリーカーらしさが増す。

    ラジコンだからできる「理想の一台」

    実車なら、こんなふうに簡単にはいきません。

    サスペンションを変える。

    ホイールを変える。

    切れ角を変える。

    ボディを変える。

    失敗したら元に戻す。

    どれも、お金も時間もかなりかかります。

    でもラジコンなら、もっと気軽に試せます。

    もちろんパーツ代はかかります。

    失敗もします。

    それでも、実車に比べればずっと自由です。

    子どもの頃、ラジコンには「本物の車に乗れないから」という意味もありました。

    今はもう、本物の車を運転できます。

    それでもラジコンが楽しい理由の一つは、

    実車ではなかなかできないことを、自由に試せるから

    なのかもしれません。

    完成させるより、育てている時間が楽しい

    このTT-02ランチア・デルタは、まだ完成していません。

    たぶん、しばらく完成しないと思います。

    タイヤも試したい。

    ホイールも変えたい。

    マッドフラップも付けたい。

    サスペンションも、もう少し調整してみたい。

    実際に走らせたら、また別の不満が出てくるでしょう。

    でも、それでいい。

    むしろ、

    「次はどこを変えよう」

    と考えている時間こそが楽しい。

    完成品を買って終わりではなく、自分の理想に少しずつ近づけていく。

    今の僕にとって、このデルタはそういう一台です。

    速さを競うためではありません。

    土の上を、実車のラリーカーみたいにカッコよく走らせたい。

    そのために、これからも少しずつ育てていこうと思っています。

  • タミヤ DT-03 ネオマイティフロッグ実走レビュー|結局これが一番出番が多い理由

    タミヤ DT-03 ネオマイティフロッグ実走レビュー|結局これが一番出番が多い理由

    手持ちのラジコンは、少しずつ増えてきました。

    4WDのバギーもある。

    ラリーカーもある。

    もっと速い1/14のRCもある。

    それでも、気がつくと一番よく持ち出しているのが、タミヤのDT-03 ネオマイティフロッグです。

    飛び抜けて速いわけではありません。

    ものすごく高性能というわけでもありません。

    それなのに、なぜか「今日はこれを持っていこう」と思う。

    何度も走らせているうちに、その理由が少しずつ分かってきました。

    2WDだから、走らせていて面白い

    ネオマイティフロッグは後輪駆動です。

    最初は、オフロードなら4WDの方が安心だと思っていました。

    実際、4WDには安定感があります。

    多少ラフにスロットルを開けても前へ出てくれるし、路面が荒れていても走らせやすい。

    でも、DT-03に慣れてくると、には2WDにしかない面白さがあることに気づきました。

    コーナーで少しリアが出る。

    スロットルを開けすぎれば滑る。

    向きを変えてから、少しずつ加速していく。

    車の動きが分かりやすく、こちらの操作に対する反応も素直です。

    「速く走らせる」というより、

    どう走らせるかを考える楽しさがある。

    これが、僕にはかなり合っています。

    フラットダートとの相性がいい

    僕が走らせる場所は、サーキットではなく、公園などのフラットダートが中心です。

    この環境では、ネオマイティフロッグがとても扱いやすい。

    バギーなのでタイヤが車体の外側にあり、ラリーカーのようにタイヤが巻き上げた砂をボディ内部へ大量に入れにくい。

    走らせた後の手入れも比較的簡単です。

    もちろん砂や埃は付きます。

    それでも、ラリーカーをダートで走らせた後のような「中まで砂だらけ」という感じにはなりにくい。

    これは、実際に何度も持ち出すうえでかなり大きいポイントです。

    走る性能だけではなく、

    走らせる前と後が面倒ではない。

    趣味として長く遊ぶには、こういう部分が意外と大事です。

    公園の縁石に並べた黄色と青のRCバギー
    公園のフラットダートへ気軽に持ち出せることが、出番の多さにつながっている。

    速すぎないから、ちゃんと操作できる

    最近のRCカーには、本当に速いものがあります。

    小型でも驚くほどパワーがあり、フルスロットルにすると一気に加速する。

    それはそれで面白いのですが、場所によっては速すぎると感じることもあります。

    ネオマイティフロッグは、少なくとも僕の使い方では「速すぎて持て余す」という感じがありません。

    だから、スロットルを開ける楽しさがあります。

    コーナーへの進入。

    向きを変える。

    リアが少し流れる。

    立ち上がりでスロットルを開ける。

    こういう一連の操作を、自分でちゃんとやっている感覚がある。

    単に最高速が高い車とは違う楽しさです。

    スポーツチューンで、ちょうどよくなった

    現在は、ノーマルモーターからへ交換しています。

    交換後は、体感でも明らかに速くなりました。

    ただし、性格がまるで別物になるほどではありません。

    僕の感覚では、

    「もう少しだけ速ければいいのに」

    と思っていたところに、ちょうど収まった感じです。

    ストレートでは速度が伸びる。

    でもダートでは、まだスロットル操作を楽しめる。

    リアを滑らせる面白さも残っています。

    速くしすぎて車のバランスを壊すのではなく、

    DT-03らしさを残したまま、少し元気になった。

    今のところ、これくらいが一番気に入っています。

    LiFe化で、持ち出しやすくなった

    もう一つ大きかったのが、へ交換したことです。

    以前はニッケル水素バッテリーを使っていました。

    昔からラジコンをやっている身としては、7.2Vのバッテリーパックには妙な懐かしさがあります。

    でも、やはり重い。

    複数本持っていくと、それなりの荷物になります。

    LiFeにしてからは、車体と一緒に持ち出す負担がかなり軽くなりました。

    最近は、

    「今日は1本だけ持って、ちょっと走らせよう」

    という使い方もしやすくなっています。

    大人になると、ラジコンを走らせるためだけに半日を確保できるとは限りません。

    ちょっと時間が空いた。

    天気がいい。

    じゃあ少し走らせよう。

    そう思ったときに、準備が面倒ではないことは大きい。

    性能とは別の意味で、出番が増える理由になっています。

    CVAダンパーも、今の走り方には合っている

    ネオマイティフロッグには、も装着しています。

    派手な改造ではありませんが、ダートを走らせるなら効果を感じやすい部分です。

    路面の細かな凹凸を吸収してくれるので、車体の動きが落ち着く。

    それでいて、バギーらしくサスペンションが動いている様子もよく分かります。

    速さだけを見るなら、もっと硬く、もっと低く、と考える方法もあると思います。

    でも僕が求めているのは、競技車のような走りではありません。

    多少車体が動いて、サスペンションが働き、土の上をバギーらしく走る。

    そういう姿の方が好きです。

    4WDより2WDの方が楽しいと思うようになった

    ラジコンを再開したばかりの頃は、

    「オフロードなら4WD」

    と思っていました。

    安定しているし、走破性も高い。

    理屈としてはその通りです。

    でも今では、出番が多いのは2WDのネオマイティフロッグです。

    4WDなら簡単に通れるところで少し姿勢が乱れる。

    スロットルを雑に開ければリアが滑る。

    だから、その分こちらが操作する。

    それが楽しい。

    車が全部やってくれるのではなく、

    少しだけ人間側に仕事が残っている。

    そこに面白さを感じます。

    子どもの練習にも、意外と向いている

    子どもと一緒に走らせることもあります。

    最初は、2WDは難しいかなと思っていました。

    でも実際には、あまりにも速い小型RCより、ネオマイティフロッグの方が操作を教えやすいと感じています。

    車体が大きいので動きが見やすい。

    直進も安定している。

    スロットルを乱暴に扱ったときに何が起きるかも分かりやすい。

    速さを抑えて操作すれば、十分練習になります。

    親子で走らせる場合も、

    「とにかく速い車」

    より、

    ちゃんと操縦できる車

    の方が楽しいのかもしれません。

    土の上で子どものそばに並ぶ黄色いバギーと赤いRCカー
    子どもと一緒に走らせるときも、扱いやすい速さと大きさがちょうどいい。

    結局、一番大事なのは「また持っていこう」と思えること

    ラジコンを比べるとき、どうしてもスペックを見てしまいます。

    最高速。

    モーター。

    駆動方式。

    サスペンション。

    オプションパーツ。

    もちろん、どれも大事です。

    でも実際に所有して何度も走らせるようになると、それだけでは決まらないことが分かります。

    準備が面倒ではない。

    壊れにくい。

    走った後の手入れが楽。

    速さがちょうどいい。

    操作していて面白い。

    そして何より、

    「またこれを持っていこう」

    と思える。

    ネオマイティフロッグは、僕にとってそういうRCカーです。

    もっと速い車もあります。

    もっと本格的な車もあります。

    でも、今のところ一番出番が多い。

    それが、この車を一番よく表している評価なのかもしれません。

    今後も少しずつ手を入れながら、ダートで気持ちよく走る一台にしていくつもりです。