最近、ラジコンについて考えていることは、かなり単純です。
かっこいいラリーカーを走らせたい。
速さを競いたいというより、走っている姿を見て「いいな」と思える車が欲しい。
舗装路だけではなく、少し砂の浮いた路面やフラットダートを走らせたときに、ちゃんとラリーカーらしく見える一台。
MJX HYPER GO 14302の小さなランチア・デルタを走らせてから、そんな気持ちはますます強くなりました。
そして次に気になり始めたのが、ランチア・ストラトスです。
ところが、欲しい車が決まったからといって、すぐ買えるとは限りません。
国内で見つけたセットは限定販売。気づいたときには売り切れ。
今はAliExpressを何度も検索しながら、ボディとシャーシの組み合わせを調べています。
今回は、まだストラトスを買っていない僕が、どうしてKillerbodyのMARSシャーシにたどり着き、なぜAliExpressまで探しに行くことになったのか、という話です。
次に走らせたいのは、ストラトスだった
ランチア・ストラトスは、どこから見ても普通ではありません。
低いノーズ。
短いホイールベース。
大きく張り出したリアフェンダー。
そして、ぐるりと回り込むようなフロントウインドウ。
「ラリーで勝つために作られた車」という背景を知らなくても、見た瞬間に特別な車だと分かります。
僕がラジコンで走らせたいのも、こういう車です。
新しくて速いだけではなく、姿そのものに理由がある。
止めて眺めてもかっこいいし、砂の上で少しリアを振りながら走ったら、もっとかっこいい。
ストラトスをラジコンで走らせたい。
そう思って探し始めました。

Killerbodyのストラトスを見つけた
調べていて見つけたのが、Killerbodyの1/10 ランチア・ストラトス Gr.4ボディでした。
正式ライセンスを受けたボディで、ホイールベースは257mm。完成済みボディの公表寸法は、フロント幅185mm、リア幅202mmです。
この数字を見て、やっぱりストラトスだなと思いました。
前より後ろが広い。
あの大きく張り出したリアフェンダーは、単なる飾りではありません。
一般的な1/10ツーリングカー用シャーシは、前後がほぼ同じ幅です。ボディだけストラトスにしても、後輪がフェンダーの奥へ引っ込んでしまえば、せっかくの後ろ姿が少し寂しく見えます。
もちろん、ホイールのオフセットやハブで合わせる方法はあります。
でも、できれば最初から、ストラトスらしい前後の幅で作りたい。
そこで気になったのが、同じKillerbodyのMARSでした。
MARSは、リアのワイド感まで考えられている
MARSは、1/10スケールの4WDラリーシャーシです。
実車のストラトスはミッドシップの後輪駆動なので、駆動方式まで同じというわけではありません。
それでも今回は、実車の機構を完全に再現することより、外で気持ちよく走らせられることを優先したい。4WDでラリー走行を楽しみながら、ストラトスらしい姿も崩したくないという考えです。
ストラトスに使いたいと思った一番の理由は、単にボディメーカーとシャーシメーカーが同じだからではありません。
リアをワイドに見せる仕様が用意されているからです。
調べていくと、MARSには仕様の違いがありました。
通常のKIT版「48838」は、自分で組み立てるシャーシキットで、タイヤ幅は前後とも25mm。
一方、完成済みシャーシのARR版「48838S」は、フロント25mm、リア35mmのストラトス向けタイヤを装着し、商品説明では後輪を含むリア全幅が201mmとされています。
ここでいう201mmは、厳密には左右タイヤの中心間を測るそのものではなく、タイヤを含めた車体の幅です。
ただ、僕が欲しい見た目は、まさにこれでした。
前は細く、後ろは太い。
リアフェンダーの中に35mm幅のタイヤが収まり、後ろから見たときにどっしりと構える。
ストラトスは、その姿で走ってほしい。
スペックを調べているだけなのに、頭の中ではもう、黄色いホイールが砂を蹴っていました(笑)。
国内では、先行発売限定100セットがあった
さらに国内では、Killerbodyの「ランチア・ストラトス Gr.4」塗装済みボディとMARSシャーシ、専用ウレタンバンパーを組み合わせた特別セットが販売されていました。
品番は「MTKB-001」。
案内には、先行発売限定100セットと書かれていました。
ボディとシャーシを別々に探さなくてもいい。
専用バンパーも付いている。
少なくとも、ストラトスとMARSを組み合わせる土台としては、まさに僕が探しているものでした。
しかし、見つけた販売ページの表示は――
売り切れ。
限定100セットなら、仕方ありません。
欲しいと思ったタイミングが少し遅かった。
ラジコンでは、ときどきこういうことがあります。
昔の名車のボディは、いつでも普通に買えるとは限らない。再入荷するかもしれないし、そのまま入手しにくくなるかもしれない。
だからこそ、売り切れの表示を見ると急に欲しくなります(笑)。
「別々にそろえればいい」と思ったけれど
限定セットが買えないなら、ボディとシャーシを別々にそろえればいい。
最初は簡単に考えていました。
ところが、調べるほど確認したいことが増えてきます。
MARSなら、どの仕様でも同じなのか。
リア35mmタイヤが付くのはどれか。
カーボン製のショックタワーやマッドガードを装備したARR版なのか、自分で組み立てるKIT版なのか。
ストラトス用の小さなフロントバンパーは入っているのか。
ボディは付属するのか。
モーターやESC、サーボなどのメカ類は含まれるのか。
商品写真だけ見ると全部入りに見えても、実際にはシャーシだけということもあります。
特に海外通販では、同じページの選択肢にKIT版とARR版が並び、写真にはボディ付きの完成イメージが使われていることがあります。
ここを間違えると、届いてから、
「思っていたストラトスと違う」
となりかねません。
欲しいのは、MARSという名前のシャーシなら何でもいいわけではない。
リアがしっかり張り出した、かっこいいストラトスを作れる組み合わせです。
そしてAliExpressを探し始めた
国内の限定セットを逃し、次に探し始めたのがAliExpressでした。
検索窓へ、
Killerbody MARS 48838S
Killerbody Lancia Stratos Gr.4
MARS KR10 ARR
などと入れて探しています。
候補は出てきます。
でも、すぐには買えません。
商品名にはKIT版とARR版の両方が書かれていたり、表示価格が一番安い選択肢のものだったり、ボディが写真に写っていても付属しなかったりするからです。
送料を含めると国内価格との差が小さくなることもありますし、補修部品をどこで買うかも考えておきたい。
そうやってページを開いては閉じ、別の出品を見つけては仕様を比べています。
まだ注文には至っていません。
でも、不思議とこの時間も楽しいんですよね。
買っていないのに、もうラジコンは始まっている
以前なら、記事にするのは買ってからだと思っていました。
箱が届く。
組み立てる。
走らせる。
その感想を書く。
でも実際には、ラジコンの楽しさは箱が届く前から始まっています。
どの車を走らせたいか考える。
ボディを見つける。
シャーシとの寸法を調べる。
前後のタイヤ幅に気づく。
限定セットを見つける。
売り切れにがっかりする。
そしてAliExpressまで探しに行く。
これだけでも、もう十分に趣味の時間です。
今のところ、僕のストラトスはまだ検索結果の中にいます。
それでも、欲しい姿はかなりはっきりしてきました。
KillerbodyのGr.4ボディ。
リアをワイドに構えたMARSシャーシ。
前25mm、後ろ35mmのタイヤ。
そして、飾るだけではなく、外へ持ち出して走らせること。
かっこいいラリーカーを、ちゃんとラリーカーらしく走らせたい。
そのためのストラトスを、今も探しています。
もし無事に見つけて注文できたら、次は「AliExpressで買ってみた」という記事になるはずです。
そして箱が届いたら、組み立て編。
完成したら、いよいよ走行編。
そう考えると、買う前からすでに、ずいぶん先まで楽しませてもらっています(笑)。
使用画像の出典
アイキャッチ:リアの張り出し
- 作品名: Lancia Stratos HF 08
- 撮影者: Tony Harrison
- 撮影日: 2006年9月9日
- 撮影場所・催事: イタリア・トリノ、ランチア創立100周年記念イベント
- 出典: Wikimedia Commons
- ライセンス: Creative Commons Attribution-ShareAlike 2.0 Generic(CC BY-SA 2.0)
- 変更: トリミング、色調補正、文字入れは行っていません。
記事内:ジャンプ
- 作品名: Rally Legend 2014 San Marino (15571983445)
- 撮影者: Rowan Harrison
- 撮影日: 2014年10月12日
- 撮影場所・催事: サンマリノ、Rally Legend 2014
- 出典: Wikimedia Commons
- ライセンス: Creative Commons Attribution-ShareAlike 2.0 Generic(CC BY-SA 2.0)
- 変更: Wikimedia Commonsによる表示用縮小。ローカルでのトリミング、色調補正、文字入れは行っていません。

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