仕事がひと段落して、少しだけ時間ができた。
休日の予定と予定の間に、30分ほど空いた。
そんな短い時間でも、ラジコンなら思いきり夢中になれます。
大人になると、趣味のために生活全体を組み替えるのは難しくなります。仕事があり、家庭があり、自由に使える時間には限りがあります。
それでも、趣味を諦める必要はありません。
ラジコンは、特別な一日を用意しなくても日常の中に置いておける趣味です。
大人になると趣味に使える時間が減る
子どもの頃は、時間だけはたくさんありました。
学校から帰れば、暗くなるまで遊べる。休みの日には、一日中好きなことを考えていられる。
でも、自由に使えるお金はほとんどありませんでした。
欲しいパーツがあってもすぐには買えない。壊れたら、直す方法を考えながら次のお小遣いを待つ。子どもの頃の趣味には、いつもお金の制限がありました。
大人になると、その関係が逆になります。
子どもの頃よりは、趣味に使えるお金があります。でも、仕事や家庭の予定があり、一日を丸ごと自由に使えることは少なくなりました。
まとまった時間が必要な趣味は、「いつか時間ができたら」と後回しになりがちです。
僕自身も長い間ラジコンから離れていました。それでも40年ぶりにラジコンを再開してみると、限られた時間だからこそ楽しめることがあると気づきました。
ラジコンは「生活を変えなくても楽しめる」
ラジコンの良いところは、必ずしも特別な場所へ出かけなくても楽しめることです。
もちろんサーキットには、サーキットならではの楽しさがあります。でも、いつもそこへ行かなければ遊べないわけではありません。
近所の公園や、走らせても問題のない身近な場所へ車とプロポを持っていく。
30分ほど走らせて、満足したら帰る。
それだけでも、気持ちはかなり切り替わります。
朝から一日を空けなくてもいい。遠方への移動を前提にしなくてもいい。仕事や家庭の合間に少しだけ時間ができたとき、「今から行こう」と思える距離に趣味があります。

ラジコンのために生活を大きく変えるのではなく、今の生活の中へラジコンを置く。
この気軽さは、忙しい大人にとって大きな魅力です。
準備や片付けも趣味の一部
ラジコンの時間は、走らせている間だけではありません。
バッテリーを準備する。
車体を眺めて、緩んでいるところがないか確認する。
少しだけ調整して、次はどう走らせようかと考える。
走らせた後に汚れを落とし、机の上でもう一度車を見る。
こうした時間も、全部含めて趣味です。
今日は走らせる時間がなくても、タイヤを確認するだけならできる。パーツを一つ替えるだけでも、次に走らせる楽しみが増えます。
ラジコンは、短時間でも本気になれる趣味です。
30分しかないから中途半端なのではありません。その30分の中で、走らせることにも、いじることにも集中できます。
DT-03を実際に走らせて感じた楽しさも、最高速より「どう走らせるか」を考えられるところにありました。
他の趣味との違い
車を所有して楽しむ趣味には、車でなければ得られない魅力があります。ただ、保管場所や維持費が必要で、整備や移動にも時間がかかります。
スキーのような趣味も、雪山でしか味わえない楽しさがあります。その一方で、移動や天候、ある程度まとまった時間が必要です。
どちらが優れているという話ではありません。
それぞれの趣味に、それぞれの世界があります。
ラジコンの特徴は、時間、場所、費用を自分のペースでコントロールしやすいことです。
今日は近所で30分。
今週は走らせず、家で少しだけ整備する。
時間が取れる日は、車を何台か持ってゆっくり遊ぶ。
生活に合わせて、趣味の大きさを変えられます。
家族と共有できる趣味
ラジコンは、一人で集中して楽しむこともできますが、家族と共有することもできます。
子どもと一緒に外へ出る。
操作を教えたり、交代で走らせたりする。
うまく曲がれた、転んだ、壊れた。そんな小さな出来事から、自然に会話が生まれます。
親が子どもに付き合うだけでも、子どもが親の趣味に付き合うだけでもない。同じ場所で、同じ車の動きを見ながら一緒に楽しめることが大切です。
ただし、子どもにとって扱いやすいRCと、大人が長く育てたいRCが同じとは限りません。そこは今も試行錯誤しています。
子どもにどんなラジコンを選ぶかについては、我が家で3種類を試して感じた違いを別の記事にまとめました。
お金について正直に考える
ラジコンを「安い趣味」と言い切ることはできません。
車体だけでなく、バッテリー、充電器、プロポ、交換用のパーツなどにも費用がかかります。
気になる車が増えれば、欲しいものも増えていきます。
それでも、自分のペースで始めやすい趣味だとは思います。
最初から何台もそろえる必要はありません。まず一台を走らせ、必要になったものを少しずつ加えていくことができます。
なら、壊れた部分を交換し、手入れをしながら一台と長く付き合うこともできます。
改造や整備も、単なる追加費用ではなく、それ自体が楽しむ時間になります。
安いから選ぶのではなく、時間も場所も費用も、自分で加減しながら続けられる。
そこに、大人の趣味としての価値があります。
大人にも、放課後があっていい
子どもの頃は、時間はあったけれど自由に使えるお金はありませんでした。
大人になると、自由に使えるお金は増えたけれど、時間は限られます。
ラジコンは、その間を埋めてくれる趣味なのかもしれません。
一日を丸ごと空けなくてもいい。
遠くへ行かなくてもいい。
30分だけでも、その時間は本気で遊べます。
仕事や家庭がある日常の中に、少しだけ自分のための時間をつくる。
それが、このブログで考えている「大人の放課後」です。
大人になっても、夢中になれる時間は持てる。
その時間は短くても、十分に価値があります。

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