ラジコンを、また始めました。
子どもの頃に夢中になっていた趣味です。
当時は京商やヨコモのラジコンを走らせていました。今のように完成度の高いRCカーが簡単に手に入る時代ではなく、モーターを替えたり、部品を探したり、壊れたところを直したり。
速くすることも楽しかったけれど、それ以上に「自分の車をいじること」が好きだったように思います。
それから長い時間が経ちました。
仕事をして、家庭を持って、子どもができて。
いつの間にか、ラジコンのことを考えることなんてほとんどなくなっていました。
久しぶりに走らせたら、全部戻ってきた
きっかけは、子どものジョーゼン「1/24 ジープ ラングラー ルビコン」で遊んだことでした。
最初は「子どもが楽しめればいい」くらいの気持ちだったはずです。
ところが、実際に自分で操作してみると、昔の感覚が一気に戻ってきました。
「ああ、これ、やっぱり楽しいな」
ステアリングを切る。
スロットルを開ける。
車体が加速して、土の上でリアが滑る。
たったそれだけのことなのに、妙にワクワクする。
そこから「もう少し本格的なRCを走らせてみたい」と思うようになり、気がつけば自分用のラジコンを探していました。
昔は「車に乗れないから」だった
子どもの頃、ラジコンが好きだった理由の一つは、当然ながら自分では車を運転できなかったからです。
本物の車に憧れながら、自分で操作できる「小さな車」を走らせる。
ラジコンには、そんな意味もありました。
大人になって自分で車を運転するようになれば、ラジコンへの興味は薄れるのかもしれない。
昔は、どこかでそんなふうに思っていた気がします。
でも実際は違いました。
本物の車を運転できるようになっても、ラジコンの楽しさはまったく別物でした。
自分の手で組み、調整し、走らせる。
小さな車体が自分の操作に反応して動く。
その面白さは、本物の車を運転する楽しさとは競合しません。
むしろ車が好きだからこそ、ラジコンの動きや佇まいにも、昔以上に惹かれるようになった気がします。
大人になった今だからできる楽しみ方がある
昔と今では、ラジコンを取り巻く環境もずいぶん変わりました。
バッテリーは軽くなり、充電も速い。
送信機の調整も細かくできる。
完成度の高いシャーシもたくさんあります。
そして自分自身も変わりました。
子どもの頃より、圧倒的に時間はありません。
仕事もあるし、家庭もある。
思いついたときに一日中ラジコンを触っていられるわけではありません。
でも、その代わり、子どもの頃よりは自由に使えるお金があります。
欲しかったパーツを買う。
気になるシャーシを試す。
昔なら何か月も悩んでいたものを、今は「ちょっと試してみよう」と手にすることもできる。
時間は減った。
でも選択肢は増えた。
そのバランスが、大人の趣味の面白さなのかもしれません。
一方で、昔から変わらない部分もあります。
タイヤを替えたらどうなるだろう。
モーターを替えたらどうなるだろう。
サスペンションを少し変えたら、もっと走りやすくなるんじゃないか。
そんなことを考えながら車を眺めている時間です。

今では、DT-03のネオマイティフロッグをダートで走らせたり、TT-02のランチア・デルタをもっと実車のラリーカーらしく走らせる方法を考えたりしています。
速ければいい、というわけではありません。
むしろ今は、実車っぽくロールしたり、土の上で少しテールを滑らせたりする姿を見る方が楽しい。
「どうしたらもっとカッコよく走るだろう」
そんなことを考えているだけで、時間があっという間に過ぎていきます。
子どもと一緒に遊べるのも、今ならでは
ラジコンを再開して良かったと思うことの一つが、子どもと一緒に遊べることです。
公園へ2台持っていって、一緒に走らせる。
操作を教えたり、車を交換してみたり。

子どもにとっては新しい遊びですが、自分にとっては昔大好きだった遊びです。
同じラジコンでも、見えている景色は少し違うのかもしれません。
それでも同じ場所で一緒に夢中になれる。
これは、大人になってからラジコンを始めたからこその楽しさだと思っています。
趣味に「意味」がなくてもいい
大人になると、何かをするときに、つい理由を考えてしまいます。
役に立つのか。
お金になるのか。
将来につながるのか。
でも、趣味くらいはそんなことを考えなくてもいいんじゃないかと思います。
走らせたいから走らせる。
欲しいから欲しい。
いじってみたいから分解する。
カッコいいから眺める。
それでいい。
子どもの頃は、きっとそうだったはずです。
今は、自由な時間は少ない。
だからこそ、その限られた時間を本気で遊ぶことには、十分価値があると思っています。
「大人の放課後」を始めます
このブログの名前を、
「大人の放課後」
にしました。
テーマは、
「大人がもう一度、本気で趣味を楽しむ。」
です。
まずは、今いちばん夢中になっているラジコンについて書いていきます。
RCカーの購入。
改造。
失敗。
修理。
走らせて分かったこと。
親子で遊んだこと。
「これ、欲しいな」と悩んでいる時間まで含めて、できるだけそのまま残していこうと思っています。
そして、いずれはラジコンだけではなく、旧い車や時計、ものづくりなど、自分が面白いと思うことにも少しずつ広げていけたらと思っています。
大人になっても、夢中になれるものがある。
それは、けっこう幸せなことです。
さて。
次はどのラジコンをいじろうか。
